T氏所有の69年マスタングコンバーチブル、リアのシャフトベアリング修理です。
オーナーが車を掃除していると左後ろのホイールが油で汚れているのを発見されました。
それで連絡いただき確認させていただくとデフオイルがリアブレーキに廻っているようです。
ジャッキアップしてシャフトベアリングを確認するとガタガタです。
国産車でもたまにありますが、シャフトベアリングが壊れシャフトシールを破壊してデフオイルがドラムブレーキ内に廻ってしまったようです。
ホイールの内側はデフオイルでベトベトです。
ドラムの中のブレーキシューもオイルだらけですので交換します。
オイルのしみ込んだブレーキシューは掃除してもシューの中からオイルがシミ出てきますので交換しなくてはいけません。
ブレーキをばらしてアクスルシャフトをスライディングハンマーで抜き取ります。
続いてホーシングの中に入っています壊れたシャフトベアリングを抜き取ります。
あとはベアリングをシャフトに圧入して組んでいきます。
ブレーキも新品にして
ブレーキ調整→エア抜き→ホイール、ドラムの掃除して終了です。
C1500などの荷物を積むための車はローラーベアリングを使っていてここはあまり壊れませんが、パッセンジャーカーなどのボールベアリングタイプは多少寿命が短いですね。
ホイールの内側がベトベトしていれば確認してみて下さいね!