Twisted Works Official BLOG

シボレーC1500、サバーバンを所有していますトラック好きの自動車修理工の作業日記です。

もう少し、、、やるかね

2011-04-29 04:34:42 | インポート

クランクまで組んだんであがりましょうかね、、、、と思ったのですが今日は集中力もあるんでもうひと頑張り

新品のタイミングチェーンをかけます。

新品はいいですねぇ、、たるみがまったくありません。やはりこうでなくっちゃ!!

カムシャフトとクランクの位置を合わせて組み付けます。

そしてそのままピストンを入れていきます。

シリンダーの壁やクランクに傷を入れないようブルーのゴムキャップで保護してシリンダーに入れていきます。

これも1個ピストンを入れるごとにクランクを数回回し手ごたえで確認しながら進めていきます。

ピストンリングコンプレッサー(黒い筒状のもの)でリングを縮めて挿入していきます。

ピストンが一つ一つ入っていくたびにクランキングさせる強さが強くなっていきます。

ピストンリングのテンションがしっかりかかっているのを感じることができるんですよ。

ピストン8つ入れ終わり、もう一度すべてのボルト、ナットの締め付けを確認、オッケーですね。

腰下終了まであと少し、、、、、、

ああ、、、、もう朝の4時半ですね今日も頑張りました。

おやすみなさい


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

組み付けです

2011-04-29 01:26:08 | インポート

部品の洗浄、チェックも終わりましたので組み付けて行きます。

当方は組みつけの際にWAKO'Sアッセンブリールーブを使用しています。

エンジンの内部には回転部分、こすれる部分がたくさんあります。

今回ばらばらにして中のメタル、リング等を交換しますので初めてエンジンをかける際にそういう部分に極度の負担、焼きつきの可能性が出てきます。(いきなりエンジンはかけません。オイルポンププライマーにてオイルを循環させてから始動します)

そういった初期潤滑の手伝いをしてくれます。

かなり高価なペーストですが、リスクを減らせるのであればと使っています。

さて、いよいよクランクを入れていくわけですが各部、各ネジはいくつのトルクで締めなければいけないかメーカーに指定されています。

サービスマニュアルに記載されていますので、そのとおりに締め付けていきます。

勿論締め付け順も指定されています。

一箇所締めてはクランクをまわし、回り具合も確認していきます。

ここで少し工具の話です。

上でも触れましたが、自動車の部品はたくさんのネジを指定されたトルクで複数締めなければいけないところが多々あります。

そのときに使用するのがトルクレンチです。

レンジや差込角に複数種類がありその時々により使い分ける必要があります。

また、定期的に中が狂ってきていないか測定、調整のメンテナンスが必要です。

トルクレンチを使わずにエンジンを組み立てても長年やってきたプロならエンジンはかかるでしょうが「持ち」が違うのではないでしょうか?またはちょっと調子のいいエンジンってこういうところの積み重ねなのではないかなと考えます。

注意しながらクランクをインストール。

ベアリングキャップを規定トルクで締め付け本日はここまで

デリケートな部分は明日も続きます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドタバタしてました。

2011-04-27 21:54:09 | インポート

また何日か休んじゃいましたね、、、、、

いつも書こうと思ってるんですが、作業の内容やお客様に待っていただいてるところで余裕の写真撮りは出来ないもんでスイマセン。

ここ何日かは日中はドイツ車の車検と国産車の水漏れ修理、スタッドレスから夏タイヤへのはき替えなどをしてました。

夜はタホの続きです。(部品調達の関係上、通常整備は部品商さんの営業時間を考慮して日中に進めます)

ピストンの状態を確認します。メーカーの基準値内に納まってます。縦横、上中下と何箇所も測ります。

続いてシリンダーの状態も確認。こちらもオッケーです。

ピストンは再使用しますので掃除します。

一目瞭然ですが向かって左が掃除前、右が掃除後です。

ピストンリングの溝もきれいに掃除します。

組み付けた後でエンジンは色を塗りますので、もともとの塗装をはがして足付け(塗装がはがれにくくなるよう表面に細かい傷を入れていきます)

このきれいさなら色塗らなくても、、、、と思いますがさすが鉄の塊、、、すぐまっ茶色に錆びてしまいます。

した処理、清掃は終わりましたのでいよいよ組み付けですね

 

別のお客様より注文いただきましたバルブカバー!

チラ見せします

かっこいいですね


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地味作業

2011-04-24 01:59:42 | インポート

今日も昨日の続きです。

バラシたエンジンに手を入れていきます。

シリンダヘッドガスケットをはがして、オイルストーンを当てていきます。

オーバーヒートさせたエンジンですと焦げ付いたりしたものもあるのですがこのエンジンは状態もよく、程度良好ですね。

ストレートエッジ(直定規)を当ててひずみもみますがひずみもなくこのまま平面研磨も必要なく使えます。(両手がふさがるため画像ありません)

続いてヘッドボルトの穴の掃除です。

シボレーのエンジンはシリンダヘッドボルトが水穴(ウォータージャケット)の貫通しています。

そのためヘッドボルトにシール剤を塗って組み付けますが、そのカスを取り除きます。

スレッドクリーナーを使いますがこれはタップみたいな物ですが、タップよりねじ山がゆるく、シール剤を取り除くために使います。

ヘッドの締め付けはトルクレンチでしっかりトルク管理して締めますが、ねじ山に何か付いているといくらいいトルクレンチを使っても締め付けにばらつきが出てしまいますね。しかもシールするのにごみが付いていると十分シールできない可能性もありますしね。

シリンダーも測定してメーカーの許容範囲内ですのでホーニングしてクロスエッジをつけていきます。

シリンダーは焼きつかないようにエンジンオイルの薄い膜でコートされますが、クロスエッジ(バッテン状の細かい線傷)をつけてやることにより、エンジンオイルをとどめておき、焼きつきをおこりにくくします。

長く使ったエンジンはクロスエッジも少なくなり、表面がピカピカの鏡面状になってきます。

それにわざと傷をつけてやります。新品エンジンはしっかりとクロスエッジがついています。

続いてブロック横にありますフリーズプラグを打ち抜きます。

このプラグは鋳物の砂抜きに使われるもので、エンジンの中の水が万が一凍ったときに凍った水がブロックを割ってしまわないように、このプラグが抜けるようになっています。水は凍ると体積が増えるのでブロックを守るためですね。

クーラントの管理が悪かった車はこのプラグにピンホールが開き、結果オーバーヒート、、、、、というのも何台も見てきました。

もともと鉄製のプラグですので錆には弱いんですね。

うちでやりかえる場合は鉄製でなくブラスを使います。この方が安心ですしね。

このプラグブロックに8箇所ありますが2箇所はトランスミッションを下ろさないと交換できないところについています。

エンジンを降ろす際は必ずやっておきたいところです。

プラグを抜いたついでにウォータージャケット内をファイバースコープで確認します。

エンジン奥側はどろどろの錆がたまってることもあり、オーバーヒートの要因になりかねません。

また、聞いた話ですがフリーズプラグが落ちていたこともあるそうです。

前のメカニックがやったんでしょうね、、、、、信じられません。

今日の作業は大きく進んだ感じがしませんが、大事なところですのでじっくりと。

明日はピストン組めるかなぁ、、、、、、って感じです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バラシます

2011-04-23 00:02:02 | インポート

昨日降ろしたエンジンをばらしていきます。

上の写真ではもうヘッドは降りています。

各部点検しながら不具合はないか調べながらバラシて行きます。

幸い今のところ大きなダメージもなくまあ年式相応といったところでしょうか???

タイミングチェーンですが伸びています。

ここは必ず交換させていただくところですね。まず伸びています。

新品を組んだときはピチっとしていて気持ち良いんですよ。

ピストンを抜いていくためにナンバリングしていきます。

当たり前ですが元戻しが基本です。(今回はピストンは変えずにリングのみ交換の予定です)

ピストン、、、、いい色してますね。掃除しがいがあります。

結構きれいになるんですよ、、、、、、手間ですが、、、、、、、

メタルの状態も良いですね。

変な減り方もしてませんでしたし、安心な感じです。(勿論新品交換します)

これももう使うわけではありませんがナンバリングして付いていた位置が分かるようにしておきます。

クランクまで抜き取ったエンジンブロックです。

掃除、点検、測定した後に組み付け開始します。

折り返し地点はまだまだですね

集中してがんばります。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする