タホ ブレーキ引きずり&車検です。

K氏所有の97年タホショート、車検です。

こちらは山口から持ち込んでいただくのですが、来る途中左前のブレーキが引きずりおこしてしまいました。

なんとか自走で持ち込んでいただいたのですが、ブレーキの引きずりはかなり危ないので無理は禁物です。

まずは問題のフロントブレーキから

パッドに引きずりのせいでローターに変な模様がついています。

かなりの熱が発生したのでしょう、バックプレートに触れていたABSセンサーのゴムが解けています。

断線はしてませんでしたがブレーキの引きずりの怖さを感じます。

ばらしてみるとキャリパーピストンのブーツが破れて水が浸入し、キャリパーを錆びさせていました。

ピストンを抜いてみるとピストンは再使用できそうですがキャリパーの錆がひどく再使用はあきらめ当方在庫の中古キャリパーをオーバーホールして使うことにします。

ピストンのOリング、ブーツはもちろんですがスライドピンのブッシュ、ブーツ、エア抜きのブリーダーまで新品にします。

ブレーキローターも焼けてしまってますので研磨済みローターと交換してハブもオーバーホールします。

これでフロントは終わり、リアブレーキに進めます。


ドラムを抜くと、ホイールシリンダもフルード漏れを起こしています。

当方ここが漏れている場合、インナーキットではなくホイールシリンダASSYで交換させていただきます。

ブレーキシューもクラックが入っていましたので交換します。

リアの調整、エア抜きでブレーキ総リフレッシュは終了です。


年間走行距離は少なくスパークプラグも少し減っていますがいい状態です。

トラブルの元、ディストリビューターも大丈夫

汚れていたスロットルボディーも掃除して

オイル交換、グリスアップ、と進めていきます。


応急的にアルミテープが巻いてあるクロスパイプも溶接がきかないくらい鉄がやせてますので

バンテージ巻いておきます。

これで納車準備に入ります！


次回69カマロ、オートマオーバーホールです。

72 C10です

S氏朱裕の72年C10　ブレーキ修理続きです。

先日走行中にフロントブレーキ右が引きずりを起こしてしまったので修理させていただきます。

前回のブログに書かせていただきました通りマスターバック、マスターシリンダ、キャリパー、ブレーキホース等を交換していきます。

すべての部品を塗装屋さんにて塗装してもらい組付けます。

ブレーキホースも前後とも新品に！

1972年の車でもほとんどの消耗品がACデルコでそろえれるのがアメ車のいいところですね。

すべて組み終わり、調整、エア抜きでばっちり効くようになりました。（写真撮り忘れています、すいません）

日は違いますがオーナー自らウェザーストリップ交換です。

後ろで厳しいパイセンの目が光ります。

その間にクラックの入ってしまったステアリングを純正タイプのリプロダクションと交換します。

細くてでかい！！

年式、スタイルにマッチしてかっこいいですね！

これでひとまずお渡しとなりましたがラジエターから少しクーラントが漏れているようです。

早めの修理となりますね。


次もまたまたブレーキです。

こちらは法人様の社用車、ステップWGNですが

ブレーキを踏むと尋常じゃない音がするとの事

パット無しだなと予想して引き取りに伺うと、やはりでした。

完全にかじってますのでブレーキローターまで交換になります。

他店で購入された車ですがパットくらい交換してお渡しできないもんでしょうかね、、、、現状販売なら仕方ありませんが、、、、

こちらも試運転して納車となりました。

なんかブレーキに問題ありの車が続きますね、、、、、、、、

次回またまたブレーキトラブルのタホ、車検です。

95年 C1500EXT 続きです。

T氏所有のC1500　続きです。

この車両はリアディスクブレーキですがブレーキラインが応急的取り付けになっていました。

機能的には問題ないのですが見た目も悪いので作り直します。

このブレーキキットのブレーキパイプはデフ上のTの部分はダブルフレア、キャリパー側はコンベックスと規格の違うものが使われています。

当方ダブルフレアは自社で加工できますがコンベックスはできませんのでブレーキ専門会社でオーダーします。

写真で見ると普通にしか見えませんがこれでも大変なんですよ(笑)

殺してあったパーキングブレーキも使えるようにしてブレーキは終わりです。

フロント側のチラリズム、ボディーカラーやスタイルによくマッチする黒です。


オイルとエレメントを交換させていただきWYNN'Sを添加させていただきます。

続いてご依頼事項のスパークプラグ交換です。
　
オーナーさんはご自分で整備できる方ですがしばらくプラグ確認してないとの事で依頼いただきました。

プラグ抜く前に1つ発見。

左バンクのヘッダーフランジ後ろ側、排気漏れしています。

黒いススが広がっています。

アイドリング時に少しカチカチいってましたのでどこか排気漏れしてるとは思っていましたがここですね。

まだ初期状態でしたのでここは増し締めでとまりました。

また、この車両はヘッダースがついてますので右バンクの後ろ二本に手が入りません。

セルモーターを取り外しての作業になります。

抜いたプラグは全体的にいい焼け具合ですが3番シリンダだけオイルの侵入が多いようです。

これに関してはエンジン抜いて修理するしかありませんので様子を見ていただきます。


ディストリビューターも先日修理させていただいてますので状態はよし。

これまたご依頼事項のワコーズ、パワーエアコンの添加とクーラーガスチャージ

ばっちり5度まで下がります。

ATFにも添加剤を入れさせていただき一通り終了です。

おまけでエキパイに穴が開いてるのも直しました。

次はS氏所有の72年C10　ブレーキリフレッシュです。

先日走行中に振フロントブレーキが引きずりを起こしてしまいましたのでこの際全部リフレッシュします。

新品部品を塗装屋さんにて艶あり黒に塗装してもらいます。

フロントキャリパー左右、ブレーキホース、ブレーキパッド、マスターシリンダ、マスターバック、リアブレーキライニング、ホイールシリンダ等々交換していきます。

かなりブレーキはよくなると思うので楽しみです。

C1500 車検+αです。

T氏所有の95年C1500EXT、車検とプラスアルファやらせていただきます。

車検以外の依頼事項から始めます。

まずは燃料ポンプ、センダーユニット交換です。

何年か前に一度交換させていただいてますが、転ばぬ先の杖、、、ということです。

ガソリン満タンですのでまずはガソリンを抜きます。

プロペラシャフトのセンターサポートを外してずらし、作業スペースを確保します。

燃料ライン、配線を外して摘出します。

今回のポンプ交換は不具合で交換するのではないのですが、オーナーの指示でセンダーユニットも交換させていただきます。

センダーユニットは燃料の量を量ってコンピューターに送る部品です。

こちらは普通は異常が出てから交換することが多い部品ですが今回はポンプ交換二回目ということで交換しておいてくださいと指示いただきました。

外した部品を確認するとパイプがお疲れ気味です。

このパイプは燃料ポンプの圧力がかかる部分ですのでピンホールでも開けば燃料が漏れてしまいます。

オーナーさん、いい感でしたね。これなら機能的に問題なくても要交換です。

こちらは燃圧がかかるところではありませんがホースも切れていました。

タンクの中はいい状態でしたので戻していきます。

燃料フィルターも交換させていただき、ここは終了です。

続いてATF、フィルター交換です。

まずはトルコンチェンジャーにてATFを上抜きします。（オイルパンを取り外す際、ATFをぶちまけないようにするため、、）

この年式はミッションメンバーがオートマのオイルパンにかぶさっていてオイルパンが取れませんのでミッションメンバーをずらします。

オイルパンにメンバーがかぶっているのわかりますかね？

フレームととまっているところと、ミッションマウントを外してやっとオイルパンが外せます。

ATFとフィルター交換も以前やらせていただいてますので状態は抜群です。

オイルパン内部もきれいで、マグネットに異物もありません。

新しいフィルター、ガスケットで組付けます。

次は車検周りです！