先日より修理させていただいてますラムピックアップです。
もともとはヒーターコアからの水漏れ修理ですが、オーナーさんが言われるにちょっとオーバーヒート気味とのこと、、、、
追加の電動ファンが2機もついているのにそれはおかしいと思います。
他からの水漏れもなく疑わしいのはサーモスタットと思いますので交換させていただきました。
ここまでは先日書きましたが、今回はそのサーモのチェックからです。

サーモの開き始め温度、全開になる温度を確認の為鍋に水を張り、温度計を突っ込んで沸かしていきます。
画像では分かりにくいかと思いますが水温98℃でまったく開きません。
これですね!!
交換させていただいた悪いと思われる部品もこのようにチェックして不具合確認しておくと私自身安心ですし、修理の質も上がると思いますので行うようにしています。
その他水漏れ、クーラーガス漏れをもう一度チェックして納車です。
初入庫からだいぶお待たせしました、ありがとうございました!
続いてI氏所有の95年C1500の車検整備です。

ジャッキアップして一回りチェックしていきます。
先日ガッツリ修理させていただいてますので状態は良いですね。

リアブレーキも残量十分、ホイールシリンダの状態もよしです。

燃焼状態を確認の為スパークプラグも抜きます。
多少のばらつきはあるものの交換の必要はないですね。
ノーマルのC1500(L05エンジン)のプラグ交換は上から出来ますがこの車両はヘッダースがついているため、気筒によっては下からのほうがやりやすいところもあります。

一般的なプラグレンチも入りにくいので、ヘッダース付きエンジン用の短いプラグソケットで外します。
イリジウムプラグですので電極の掃除はしないでギャップのみ確認調整します。

次回の車検では交換ですかね!
全体的に状態のいいC1500ですがちょっと手直しのところもありました。
ウォーターポンプ上についているヒーターホースコネクタより少し水が漏れています。

エンジンをかけて水がまわりだした最初だけ漏れるようですが高価な部品でもありませんし分かっているところは直しておいたほうがいいのでオーナーさんに了承いただき部品交換です。
その他リアのショックが寝すぎているのも今後の課題ですかね。

ロアードされたC1500の場合、ショックの取り付け位置をエクステンションでずらしてやらないとこのように寝っころがってしまいます。
かっちりやってある車はアッパー、ロア側ともショックマウントを作り直して垂直につくようにしてあります。
そこまでやるとコストがかかりすぎますので下側のみエクステンションでずらして少しショックを立てるのが一般的ですね。
ダンパーはホーシングの動きに対してまっすぐに着いていないと効果が薄れます。
もともと車重に対してショックが弱い乗り心地のフルサイズトラックですのでこの辺りに手を入れつつ、スタビライザーを追加するとフィーリングは向上しますよ。
最後はオイル交換です。

めちゃくちゃ綺麗です。
つい先日オーナーさん自ら交換されたらしいのですが不具合見つけるためにも交換します。
先日もありましたがオイルを抜かないと気づかない不具合もありますので抜かせていただきます。
(当方の車検の際のオイル交換はサービスですのでご安心を!!)
後はヒーターホースコネクターが届くのを待ち、車検に行ってきます。
次は久々4L60Eトランスミッションのリビルトですかね!