Twisted Works Official BLOG

シボレーC1500、サバーバンを所有していますトラック好きの自動車修理工の作業日記です。

ボーテックの泣き所です。

2020-07-08 07:24:02 | 日記
M氏所有の96年タホショート、車検+αです。



車検の方はリアタイヤ2本交換、ブレーキの確認調整などなどまあ当たり前なことで終わりますが今回は以前よりわかっていたインテークマニホールドからの水漏れも修理します。

96年から99年(車種によってはもう少し後まで)のL31、ボーテックエンジンはここの水漏れが本当に多いです。

今回の車体は前後とも漏れていて、常にクーラントの匂いがしています。

ですからインテークマニホールドガスケットを交換です。

インテークマニホールドはアルミのベース部分と樹脂製のアッパー部分の2段になっています。

人によっては一緒に外すみたいですが私は別々に外します。

ハーネスやパイプなどをくぐって取り出しますので確実な作業のためにはバラバラで、、、、という考えです。

まずは周りのものを取り外し、アッパー側を取り外します。エアコンのコンプレッサーも逃がしますしアクセサリーブラケットもずらします。



続いてロア側を取り出すとリフターバレーが見えます。



取り外したマニホールドの中は真っ黒です。



外したついでにソーダブラストできれいにしておきます。



あとは新しいガスケットで組んでいきます。

せっかくここまでばらしましたので予算に余裕があればインジェクターも交換しておけばいいですね。



ロア側を組んで



アッパー側も組みます。



ディストリビューターキャップは一か所変色してますのでローターとセットで交換します。



で、組み終わりです。



今回のガスケットはコレ!



いつもこうなっています。

これでクーラント臭とはオサラバです!!!


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98タホ 足回りです。

2020-07-06 09:42:05 | 日記


S氏所有の98年4ドアタホ、フロントステアリング系の修理です。

これまでもコツコツと手を入れさせていただいている車両です。

今回はステアリング系の交換、ラジエターの交換、エンジンオイルも交換させていただきます。

まずはラジエターを外します。



今回ギアボックスのピットマンアームも交換させていただきますので作業スペースも確保できるし安心なのでラジエターを先に抜き取ります。



各種専用工具を使って抜き取ります。

2WDの場合、ピットマンアームはギアボックスを車体に残したまま取り外せますが4WDの場合、ギアボックスごと車体から取り出します。



見るからに抜けそうにありませんよね。

以前サラリーマンメカニックだったころ先輩たちはここをハチの巣(鉄の塊)に乗せて片手ハンマーで殴って抜いていました。

もちろんそのころの私も右に倣えで同じようにやっていましたが今は時代が違います。



大型車でも使えるプーラーでスマートに抜きます(笑)

使う部品は今回もACデルコのプロフェッショナルグレードです。



C1500系はアイドラーアームのグリスニップルがラジエターのロアホースと重なってグリスアップがしにくいです。

ですからアイドラアームピボットからホースが出ているタイプを使います。



このホースをフレームに固定してグリスアップしやすくします。



そのほかオイル交換をさせていただき



サイドマーカーをオレンジ色にして



私の作業は終了です。

タイロッド等もすべて交換しましたのでフロントのアライメントを専門業者に依頼します。

これでお客様にお渡しとなりました。

感想をお聞きするとよくなったとは言っていただきましたがまだ右にハンドルを切った際、一部抜けた感じがあるとのこと、、、、、、

もう一度確認ですね!!


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