Twisted Works Official BLOG

シボレーC1500、サバーバンを所有していますトラック好きの自動車修理工の作業日記です。

サバーバン やっと見つけました。

2020-02-17 19:26:48 | 日記
O氏所有のサバーバン、以前より雨が降ると助手席足元が水浸しになるとの事で修理です。

その水がブロアーモーターのケースの中に入って水をかき回す音がするようです。

そのまま使っているといよいよブロアーモーターが回らなくなったとの事、、、、、

助手席足元をばらして確認します。



どう見てもブロアケースに雨が入る構造になっていません。

可能性があるのはフロントガラスとボディーの間からの侵入です。

フロントガラスの周りに怪しげなコーキングももりもりにしてあります。

ガラス屋さんに来てもらいフロントガラスを取り外すとやはり腐っています。

ガラスも少し浮いていたといわれましたのでここからの侵入ですね。

ガラス取り付け面を修理して、錆止め加工後新品ガラスを取り付けてもらいます。

水をかけてももう侵入がありませんのでこれでOKですね。


続いてブロアーモーターが回らないのを確認します。

フューズ、リレーとも問題なしなのでブロアー関係の部品をはずし単体確認をしていきます。



モーターは直接電源を入れてやると問題なく回ります。

レジスターも問題なしです。



が、きちんと電気が来ていないようです。

エアコンコントロールスイッチを外してみると裏のカプラーが焦げています。



ブロアケースへ水が入ったのに回したため負荷がかかったのでしょうか?

配線を直して作動確認して作業終了です。


エアコンのガスを補充して



メッキの剥げてきたグリルも交換して、



ぶつけて曲げてしまっているサイドステップも交換



ところどころ塗装の浮いていたボンネットも総剥離後に再塗装(外注です)



ピカピカになりました!!



まだまだ長く乗ってくださいね!!

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力仕事 その2

2020-02-08 09:49:45 | 日記
力仕事が続きます。



O様所有のADバン、ヒーターが効かないとの事で入庫です。

ヒーターが効かないとお客様に言われる場合、ブロアモーターが動かず風が出ない、もしくは風は出るけど温かい風が出ないという2パターンがほとんどです。

風が出ない場合はリレー、スイッチ、ブロアモーターと確認して修理しますが比較的安価に直ります。

しかし、風は出るけど温かい風が出ない場合は大ごとになる場合もあります。

今回入庫のADバンは残念ながら大ごとでした。

入庫時、クーラントが入ってなくエンジンの冷めた状態で水を入れ、エンジンをかけてみると確かにヒーター効きません。

車のヒーターはエンジンの冷却水の温かさを利用して機能します。

ですから、エンジンをかけてすぐにヒーターにクーラントを回し、まずヒーターが効くようになっています。

ですがシリンダヘッドガスケットが抜けてしまうと圧縮混合気が水回りに廻り、ヒーターにも廻り温かい風が出なくなります。

そのままエンジンをかけておくとリザーバータンクにプクプクと圧縮混合気が廻ってきました。

間違いなくヘッドガスケット抜けです。

とりあえずヘッドガスケットを交換しようかと思いましたが、この車体が20万キロ走行車ということも考慮に入れ中古のエンジンに載せ替える方向に変更です。(リビルトエンジンは予算的に厳しいので今回は見送ります)

すると5万キロのエンジンが見つかりましたのでこれで行くことにします。



この車両は4WDですのでFFモデルよりは大変です。



エンジンとミッションをくっついたまま一緒に降ろしますので車体とつながっているところをすべて外します。



もちろんフロントドライブシャフトやブレーキも取り外します。

あとはリフトとエンジンクレーンを駆使して臓器摘出です。



あとはエンジンとミッションを車外で外し、新しいエンジンと組んで車体に戻します。

今後のトラブル回避のため、ウォーターポンプ、サーモスタット等は新品に交換しておきます。

クーラントのエア抜きをしてオイル交換、ATF交換、今回はエアコンのクーラーコンプレッサーも外しましたので真空引き&ガスチャージをしてエンジンをかけます。

異音もなく、ヒーターもばっちり効きますね。

試運転後、もう一度車体を持ち上げて確認。

納車となりました。


そのほかM氏所有のボンゴ、オルタネーターも交換させて頂きました。



走行中チャージランプが点いたとの事で入庫いただきました。

当方で測ってみると全くチャージしていません。

これは部品を交換するしかないのでリビルトと交換、バッテリーもフル充電、チャージを確認して納車となりました。

次はサバーバンフルコースです。


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パンヘッドからの力仕事です。

2020-02-06 13:36:15 | 日記
日記もサボってしまいました。

おかげ様でここの所連日11時過ぎまでの作業です。

さすがに腰が悲鳴を上げていますが何とかアリナミン効果でしのいでいます。


まずはT氏所有の52年パンヘッドです。



フロントを21インチから19インチに変更、そのついでにフロントハブベアリングを交換します。



かなりメンテナンスをサボっていますね。

新品ベアリング、シールで組みなおし



タイヤも組み替えて元に戻します。

これでしばらくはメンテフリーですね。


続きましてT氏所有のエクスプレス、車検と諸々です。



まずは車検パート、お決まりのエンジンルームフタ外しです。



ディストリビューターを確認

この樹脂タイプのディストリビューターはねじの刺さる部分が割れているものがあります。

割れたまま使用していると最悪エンジンがかからなくなりますのでヴォーテックエンジンでは要注意ポイントです。



万が一ここが割れていても補修する部品が出ていますのでディストリビューター本体を交換する必要はありません。

そのほかフローマスターに変更します。

もともとはフランジを付けずに取り付けていいと許可いただきましたが純正のフランジを使えば脱着できるようにできますのでそのようにします。




次にフロントのみ車高を2インチ上げます。

まずはもともとの車高を測ります。



この車両は2WDですのでフロントはスプリングにスペーサーをかまして車高を上げます。

まずはフロント足回りをはずしてスプリングを抜き取ります。



依頼事項のボールジョイントブーツを交換して



スプリング下にスペーサーを入れて車に戻します。



文章にするとこれだけですが、とにかくスプリングが強い、、、、、、

うちのスプリングコンプレッサーでは事足りず、急遽ダブルウィッシュボーン専用のスプリングコンプレッサーを手配し、なんとかできました。



降ろして車高を測ると約7センチ車高が上がりました。

少し乗るとまだ車高が下がると思いますのでやはり2インチくらい上がるんでしょうね。

降ろした後写真撮り忘れましたのでオーナー様に送っていただいた写真を使わせていただきます。



いいですね!!

もともと少し前下がりでしたのでほぼ水平になりました。

洗車が大変そうですね(笑)


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