Twisted Works Official BLOG

シボレーC1500、サバーバンを所有していますトラック好きの自動車修理工の作業日記です。

暑さも和らぎましたね

2016-08-30 09:04:19 | 日記
先日「暑い暑い」と言っていましたが、日陰は心地良い感じになってきましたね。

暑いときの作業のはかどらなさは相当です。


さて、作業の方ですがK氏所有のサバーバン、ラジエターより水漏れです。



クーラント特有の甘い臭いがするとオーナー様より連絡いただきまして確認しますとクラックを発見しました。



もう20年前の車ですから仕方ないかもしれませんがここの所95年~2000年の車のラジエター交換が続きます。

この年式に乗られている方で、クーラントの臭いがしてくるようでしたらラジエターも確認することをお勧めします。


ラジエターを取り外すとしたから葉っぱやトンボがたくさん出てきますので掃除します。



続いて新しいラジエターを取り付けます。



社外品のラジエターも当方ではまだトラブルがありませんので今回も社外品で進めます。


組み終わったらクーラントを入れてエア抜きをしながらサーモスタットの作動も確認します。

良いようですので納車となりました。


続きましてT氏所有の04エスカレード、ヘッドライトをCCFLリングのタイプに交換と、パワーウインドーの修理です。



C1500などでもそうですが、やはりポン付けできません。

あちこち裏側に干渉するので加工が必要です。

LO側はHIDにしますのでさらに裏側が窮屈です。

続いてパワーウインドーですが、こちらはレギュレーターが壊れていますのでASSY交換です。



内張りを外して付け替えます。



このワイヤータイプになってから耐久性は落ちましたね、、、、交換は楽ですが、、、

以前のタイプはモーターは壊れましたがレギュレーターはめったに壊れませんでした。

それほど高価ではありませんのでそこは救いですがね。


続きまして、またまたラジエターです。

O氏所有のプレオ、出先でエンジンがかからなくなってしまいました。



工場にレッカーで運びとりあえずコンピューター診断にかけるとカムセンサーの異常を拾っています。

症状としてはエンジンが止まってしまってもしばらくすると何事もなかったようにエンジンがかかります。

国産車でたまにある症状ですが、カムセンサー不良の可能性が高いです。

カムセンサーを交換して乗り回しますとしばらくしてエンジンの調子が悪くなってきました。

再び診断機にかけると、今度はクランクセンサーの異常が出ます。

こちらも交換して試運転。今度はいくら乗っても大丈夫です。

念のため診断機にかけると、もう異常はひろっていませんでした。

今回の作業中にラジエターの割れを発見しました。



カムセンサーやクランクセンサーは熱に弱い部品ですので水漏れ→軽いオーバーヒート→センサー壊す、という流れだったのではないかと思います。

たかが3000円のセンサー一つで出先で止まってしまうので、コンピューター制御の車も怖いですね。(便利なんですが、、、)

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お盆休みも終わりまして、、、、、

2016-08-17 08:40:41 | 日記
相変わらず暑い日々が続いていますが皆様体調など崩されていませんか?

私は体調自体はいいのですが、腰が一触即発状態でビビリながらの作業となっています。

「ギクッ」とやらないよう気をつけたいと思います。


巷ではもう盆休みも終わり通常生活に戻っている方も多いと思いますが、ブログ的にはまだまだ盆休み前です、、、、、、

早く追いつけるようがんばります。



まずはD氏所有の96年TBIタホショートです。

この度友人から購入されたのですが、たまにエンジンのかかりが悪いときがあります。

インジェクターからの燃料漏れも無くはないのですが、今回はデスビのピックアップがよろしくないようです。



TBIエンジンのデスビは中にピックアップコイル、イグニッションモジュールと点火系をつかさどる大事な部品が詰まっています。

ピックアップ不良ですとエンジンがかからなくなりますし、モジュール不良ですとエンジンかからなくなったりミスファイヤーが出たりします。

当方もここの部品は信用してませんので皆さんに定期交換をお勧めしています。



現物をオーバーホールさせて頂き、エンジン調整して試運転です。

かかりが悪い症状は出なくなりました。

これで大丈夫ですね!



続きまして長くお預かりしていましたO氏所有のサファリです。

車検整備も終わりましたのですが、かなり長くお預かりしていましたのでガソリンが劣化しています。

タンク内のガソリンを抜き換えて、念のため燃料ポンプも交換するためにタンクを降ろします。



見た目では程度の判断がしにくい部品ですのでとにかく交換です。



バッテリーやエンジンオイルなど経年劣化の影響を受けるところはもう一度交換させていただき納車となりました。

お待たせしましたが、ありがとうございました。



M氏所有のレガシー、車検です。



走行も20万キロ超えですが、タフですね、まだいけそうです。

消耗品の交換は仕方ないにして、大きく不具合があるところはありません。

唯一修理になりましたのはドライブシャフトのブーツ交換くらいです。



インナー側が破れてグリスが飛び散っています。

中のベアリングを洗浄して新しいブーツで組み立てます。



飛び散ったグリスも掃除してきれいにしておきます。



今は少なくなりましたドッカンターボ、気持ちいい加速感はまだまだ健在です。

私の好きな国産車の1台です。



O氏に購入いただきましたN,Boxも納車になりました。



最近は軽自動車も快適装備満載で楽チンですね。


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毎年恒例のエアコン修理です。

2016-08-13 08:14:53 | 日記
こう暑い日が続きますと車のエアコンは必需品ですね。

当方の仕事車のミニキャブトラックもマグネットクラッチの不良(プーリーのベアリング破損によるマグネットクラッチの異常磨耗)のためクーラーが効きませんが、日中走っていると体の具合が悪くなってしまいます。

もともとエアコンが付いていない車ならいざしらず、付いている車はきちんと機能するようにしたいものです。


で、O氏所有の99年サバーバン、エアコン修理です。



涼しい風が出ないとすぐにガスを入れようと考える方も多いと思いますが、エアコンが効かない理由はさまざまです。

たしかにガスが少なくなると効きませんからガス漏れも原因の一つでありますが

コンプレッサーの圧縮不良、エキスパンションバルブやオリフィスチューブの作動不良、コンデンサーの冷却不足などさまざまな故障原因があります。

ですからエアコンが効かないからといっていきなりガスを入れるのではなく、まずはゲージマニホールドをつないでクーラーサイクルに何が起きているかを目で確認します。

ゲージマニホールドには低圧側、高圧側と2つのメーターが付いていてそれぞれのメーターの動きを見て不具合箇所を絞っていきます。

今回のサバーバンのようにガス量はほぼ正常に入っていて低圧側の値は正常なのに高圧側が上がりきらない場合はコンプレッサーの圧縮不足を疑います。

コンプレッサーが圧縮不良をおこしている場合、クーラーサイクル内にコンプレッサーのキリコが廻っている可能性がありますのでレシーバー、オリフィスともに新品交換します。

さらにホース、チューブの中も出来る限り掃除して中のカスを取り除きます。

交換した部品によって指定された量のコンプレッサーオイルを追加で入れて組んでいきます。

組んでいったら真空引きして



ガスチャージしていきます。



エアコン噴出し口に温度計を突っ込んで温度を計りながら、メーカー指定量のガスをチャージしていきます。

新品コンプレッサーにした場合、吹き出し口温度は約10度くらいを目安にします。

きっちり冷えますので最後にジョイント部にガス漏れがないか確認して納車です。



続きましてエアコンその②

K氏所有のアルト、やはりエアコン不良です。

こちらはゲージマニホールドをつなぐ以前にコンプレッサーが入りません。



ガス量を測ると明らかにガス不足です。

原因はエキスパンションバルブからのガス漏れです。



周りがベトベトになっているのはガスと一緒にコンプレッサーオイルが漏れているからですね。

少しガスを足してみると多少冷えますが、コンプレッサーも力不足です。

今回は修理見積もりですのでこのまま納車になりました。



その③です。

Wさん所有のミニカ、こちらは風が出ません。

エアコンの風はブロアーモーターという扇風機で作っています。

モーターですのでブラシが減ってくると回らなくなり風が出なくなります。

ヒューズを確認すると切れていませんのでブロアーモーターを軽く叩いてみますと回りました。

というわけでダッシュボード奥にありますモーターを交換します。






一応ガスの量も確認して納車となりました。



その④です

T氏所有のアストロ、リアエアコンが効きません。



以前コンプレッサー、レシーバー、オリフィスと交換させていただいていますが今回はリアのみ効かないとのことで修理依頼です。

オーナー様の言われることからリア側のエキスパンションバルブ不良を疑い、部品を用意しておきます。

アストロの場合一つのコンプレッサーで前、後ろ共に冷やします。

フロント側はきちんと冷えますのでリアのみコントロールしているところといえばリアのエキスパンションバルブくらいしかありません。

当方に部品取りのアストロがいますのでスピーディーに進めれるよう作っておきます。

リアは一番後ろ左側にあります。



部品取りのクーラーユニットをばらして



新品のエキスパンションバルブで組み立てます。



組み終わったら水を張った桶につけてライン内に圧力かけて漏れが無いのを確認します。

漏れもありませんのでそっくり入れ替えます。

その際追加でコンプレッサーオイルを入れるのを忘れずに!



真空引きしてガスチャージ、きちんと冷えるようになりました。


その⑤
T氏所有の95年C1500、低圧スイッチ不良もやらせて頂きましたが、出先修理のため画像無しです、すいません。

ここはよくあるトラブルですので後日でも書かせて頂きます。


というように故障箇所はさまざまです。

ゲージをつないで確認しないででのガスチャージは直らないばかりでなく、余計なトラブルになる恐れもありますので注意が必要ですね。



当方のお盆休みですが8月13日と15日に決まりました。

よろしくお願いいたします。


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サバーバン 車検整備します。

2016-08-11 07:16:49 | 日記
K氏所有の95年サバーバン、車検です。



1ナンバーのサバーですので毎年車検です。


まずはブレーキです。



「キーッ」とブレーキ鳴きしますのでブレーキパッドの当たりを取り直します。

ディスクローターを研磨して新品パッドで組めばブレーキ鳴きはおさまることが多いのですが、ブレーキパッドの残量が多く交換するのはもったいないのでこのようにします。

4輪よりブレーキフルードの抜きかえをして



ブレーキは終わりです。

今はきちんと機能していますが、パーキングブレーキワイヤーに痛みがあります。



ロワードされている車両のあるあるですが、今後の課題ですね。

点火系も状態はいいですね。



イリジウムプラグですのでギャップの確認してねじ山の掃除&スレッドコンパウンドを塗って組み付けます。



日ごろから状態に気を使われるオーナーさんですので大きな不具合はありませんでしたがラジエター周りからのクーラントにじみがあるようです。

こちらは部品の都合上、後日の整備にさせていただきます。





続いて業者さまより依頼のベンツML、走行中にナビの電源が切れてしまうの修理です。

引き取りに伺い工場に持ち帰る間何度も症状が出ます。

走行中路面からのショックに反応しますので配線を疑うべくばらしていきます。



ナビはオーディオの穴に差し込んであるだけで、きちんとアースが取れていません。

これでは安定した電源が確保できませんのでアースの取りなおしをしていきます。



車体側からアースを取りなおし終了です。

アレだけ頻繁に電源が落ちていたのですが二度と症状が出なくなりました。

これで大丈夫ですね。


そのほか

法人様Wさまのオデッセイ車検




うちの足車のアストロ君のフロントタイヤも交換です。



アストロのタイヤはお客様にお出ししているときに「タイヤの山がないよ」と指摘いただきあわてて交換です。

BSのプレイズを履いていましたが今回はGOODYEARのLSエクゼにしてみました。

サイドウォールのデザインもいいですし、グリップもいい。

そんなに高価でもありませんからお勧めですよ。



お盆は1日お休みさせて頂く予定ですが今現在日にちが確定していません。

分かり次第こちらにアップしますのでよろしくお願いいたします。

皆さんは、良い連休にしてくださいね!!



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暑いですね、原爆の日です

2016-08-06 08:26:36 | 日記
今年も原爆記念日がやってきました。

遠方の方々はあまり実感としてないのかもしれませんが父親、祖母が被爆者な私としては他人事ではありません。

また、広島では私の幼少の時期から原爆についての教育を受けていますのであの悲惨な経験を二度と地球上で起こることが無いよう願うばかりです。

犠牲にあわれた方々のご冥福をお祈りいたします。




さて、サボり続けたブログを進めていきます。



K氏に購入いただきましたR2、やっと納車整備です。

まずはリアブレーキから。



ホイールシリンダをオーバーホールして、新しいシューで組み付けます。




フロントブレーキはローターが波うっているためブレーキペダルに違和感がありますので交換します。



フロントのボールジョイントのブーツも破れていますので交換します。





エンジンのほうはもう10万キロですのでタイミングベルトも交換です。



ベルト自体はまだもちそうですが、ウォーターポンプに少し漏れた痕があります。

タイミングベルトとウォーターポンプは基本的にセットで交換させていただきます。



新しいテンショナー、ベルトで組み立てます。



エンジンオイル添加剤も入れさせていただきます。



スパークプラグ等消耗品はすべて交換させていただき納車です。

ご夫婦でアメ車に乗られているK氏の足車です、トラブルなく走ってくれますように!!

ありがとうございました。

 

続いて先日購入いただきましたSさんの99年タホ、駆動系より異音がします。



確認させていただくと、プロペラシャフトのユニバーサルジョイントにガタがあります。

こうなるとジョイントの交換が必要ですので交換させていただきます。

まずはプロペラシャフトを取り外し



特種工具で抜き取ります。



外した部品を確認するといつもどおりの壊れ方です。



今回壊れていたのはプロペラシャフトの前側のジョイントでしたが、前後共に交換させていただきました。

走行距離やメンテナンス具合によりますが90年代の車両は要確認のポイントです。

試運転して異音もしなくなりましたので納車させていただきました。

この度もありがとうございました。


その他IさんのBMWも車検させていただきました。

久々にBMWに乗りましたが、これはこれでいいですね。

普段乗っているアメ車にはない魅力もあります。





さて、日記も溜まってますのでがんばって書くようにします。

かなり暑い日が続いてますので皆様、お体には十分注意してくださいね。

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