10日、「東京大改造計画と道路・まちづくりを考えるシンポジウム」(日本共産党東京都委員会、党国会議員団東京事務所、党東京都議団)が開催されました。(以下のメモ書きの文責は池川にあります)
岩見良太郎埼玉大学名誉教授が講演。宮本徹衆議院議員、松村友昭都議会議員が報告。その後、シンポジウムがおこなわれました。
■東京大改造でなぜ、道路は重視されるのか
「世界で一番企業が活動しやすい」都市を作り出すこと──これが「東京大改造」の前提条件としてあり、安倍政権が財界と一体となり、すすめています。
3つのメガ──①環状メガロポリス構造。それまでの分散から、再集中へと転換することになりました。「センターコアゾーン」「ウォーターフロント」に集中させ、そのための環状道路を整備していく構想です。
②スーパー・メガリージョン(国土デザイン)。リニアによって、東京・大阪が結ばれることにより、そこに6千万人が住む、世界最大の大都市圏を作り出していくことになります。世界的に大都市圏に人口が集中し続けているのは東京だけということも見ておく必要があります。単なる地域空間ではなく、その上に知識や情報を持っているバーチャルな空間が重なっており、すべてのものが情報化され、流し込まれていくことにより、イノベーションの空間となるという説明がされています。
③メガインフラ。原発、武器とともに輸出の目玉商品となり、都市そのものがショーウインドウとなりうるものです。
都市の本質は、市民の生き生きとした活動(アクティビティ)にある(ジェイコブス『アメリカ大都市の死と生』)──道路づくりによって、まちづくりによって、市民が生きいきとするのかに力点が置かれていることは非常に注目すべきことです。
道と道路──みち(御+地)は、人々が違いに交わる中で、大地を踏み固められつくられたものであり、その意味では、人々の交流・コミュニケーションの印・手段だということができます。
足立区の防災果樹園や墨田区京島のまちづくりなど、住民がボトムアップでまちづくりをすすめている事例も紹介されました。行政が政策的に決定して、手続きは終わっているから口を出せないということではそこに住んでいる住民がまちづくりに参加することはできません。
そこに住む人たちがまちをつくり、地域をつくる主人公である──この原則をしっかりと貫くまちづくりを進める道が重要だと思います。
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