参議院選挙が、終わりました。
東京では、激推しの山添拓さんが2期目の議席を勝ち取ることができました。
同時に、比例で現有5議席から3議席へと後退する結果となりました。現職の大門さん、たけださんの議席を失ったことは、悔しさと申し訳なさでいっぱいです。また、すぐお隣の神奈川選挙区であさか由香さんを当選させることができなかったことは、本当に悔しさしかありません。
選挙前の6議席から4議席に後退する結果となり、期待を寄せていただいたみなさまに率直にお詫びを申し上げたいと思います。
1人区で野党共闘でたたかった、青森、長野、沖縄での勝利は、共闘にこそ未来があるという結果を示すものになったと思います。
国会が、憲法改正手続きの「発議」に必要な3分の2の議席を、憲法を変えたいと主張する勢力が占める結果となったことにとても危機感を持っています。
岸田総理が「できるだけ早く発議し、国民投票に結びつけていく」などと発言していますが、憲法というのは国民が権力をしばるものであり、しばられている側がそのしばりを解こうとすることほど危険なことはないと思います。
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参議院選挙は、選挙の中ではもっとも長い17日間です(今回は特例的に18日とさらに1日長かった)。
選挙がはじまってただちに、「山添さんは当落線上」だという情勢判断(さまざまな要因を分析して判断したもの)を行い、「当落線上」という言葉がわかりにくいのではという意見が寄せられる中で「最後の一議席を僅差で争う」と表現も改め、それを広く有権者のみなさんに知ってもらう努力をしました。
そのことが、選挙の後半戦にかけて、「山添さんには国会にいてもらわないといけない」「最後の一議席を争っていると知って、いてもたってもいられず知り合いに声をかけた」という強い期待の声が次々と寄せられました。
その一方で「比例はまだ迷っている」「共産党箱推しではない」という声もあり、東京選挙区と比例のギャップを感じていました。
結果、東京でいえば、山添さんの得票が68万5千票に対して、比例は58万9千票と約10万票の差となりました。
山添さんを押し上げていただいた市民のみなさんから学ぶことがとても多い選挙でした。
一方でたくさんのエールを受け取りながら、結果として議席を減らしたという事実はとても重く、政党間の力関係を示す比例代表で総選挙の416万票から361万票に減っていることも、目標としていた650万票とのギャップの大きさも、厳しい現実として受け止めなければなりません。
選挙で議席をふやすために何が必要なのか。選挙のときも、そうでないときも、どういうことにとりくんでいく必要があるのか。反省し、思考し、変わっていくことが必要だと感じています。