日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

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「ヒバクシャの人たちはあの日のことを一日も忘れたことはない」──まちだ平和のつどい

2019-08-20 | 活動のこと

 20日、まちだ平和のつどいに参加しました。

 お話は、「ヒバクシャ国際署名」キャンペーンリーダーの林田光弘さん。

 言葉を選びながら、ヒバクシャの生き方を語る姿に心揺さぶられました。そして、継承するというのは一人ひとりのヒバクシャのストーリーを語り継いでいくことなのだと感じました。

 ヒバクシャ国際署名は、それ自身がヒバクシャが呼びかけてそれに賛同した個人や団体が広げていく継承活動なのです。

 ヒバクシャの人たちは「あの日のことを一日も忘れたことはない」──ヒバク体験を語ることは、身をすり減らしていることです。

 親や子ども、近所の友だちなど身近な人の命日を思い出すことであり、自分があの時こうしていればという後悔の念に苛まれます。

 こうしたヒバクシャの覚悟を私たちは受け継ぎ、語り継いでいくことが求められています。

■核兵器を持つことは、使うことと一体

 「核の傘」という言葉に象徴されるように、核兵器によってパワーバランスが保たれているという主張に決定的に足りないのは、核兵器を持つということは、核兵器を使うということと一体だということです。

 核兵器を使うということは、新たなヒバクシャをつくることになります。

 核兵器が使われた場所は、ヒバクするため医師もいきません(行けません)。

 新たなヒバクシャを生むことほどおかしなことはありません。

■核廃絶は、明日にでも実現できる課題

 貧困や環境問題は、明日にはなくすことは不可能ですが、核兵器は明日にでもなくすことができる社会問題です。

 それは世界のトップリーダーが、核保有国のリーダーが決断すればなくすことができるのです。

 核兵器廃絶は、夢物語やスローガンではありません。必ず実現できる課題です。

■「前提」を取り払うこと

 林田さんの話の中では「共通言語」ということが要所で語られました。

 それぞれの世代に広げるのは、その世代です。しかし、世代を越えて継承していかなければならないのです。

 その時に必要なのが「共通言語」です。「前提」を取り払い、読み取れる人たちの言葉ではない言葉を紡いでいく必要があります。

 世代をつなぐための解説や通訳をやる人が必要なのです。

 憲法を語ることもしかりです。「戦争はダメ」「憲法守れ」で伝わらないところをどう埋めていくのかが大切なのです。

 短い言葉でも、「なぜか」を語る必要があるのです。

 伝えたい側の言葉と、受け取る側の言葉を埋めていくことが、いま求められていると感じました。

 参考→https://hibakusha-appeal.net

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