2月中旬に、町田市立小中一貫校ゆくのき学園を視察しました。
相原駅からさらに西へ行ったところにある、大戸小学校と武蔵岡中学校の合同校舎型一貫校。2012年度から新しくスタートしました。
スタート前は、新しいとりくみということもあり、私たちも多くの課題を投げかけてきましたが、まずは現場に行ってみようと今回視察をさせていただきました。
◆教育の連続性と教員の専門性の発揮
ゆくのく学園は、いわゆる学力競争型の一貫校とは一線を画し、子どもたち一人ひとりの学びを応援する仕組みづくりをすすめています。
その一つが、中学校の先生(教科担任)が小学生の授業をおこなうという試み。算数(数学)と英語で一部導入しています。実際に「わかる」楽しみを感じられる授業を工夫が随所でおこなわれていることがわかりました。
中学校の先生たちが授業を進めるうえで、子どもたちがどこで詰まっているのかを考えていくと、小学校のときにさかのぼるといいます。逆に、小学校でつまずきそうなところをしっかりとフォローできるようになるのです。
小学校5、6年生の学年から中学校の部活に入ることができるのも魅力の一つ。
相互連携をめざしていますが、小学校6年生の位置づけや小学校の先生たちが中学生たちとどう関わるかは今後の課題だといいます。
◆少人数規模だからこそ
普通の学校では、教職員一人あたりにすると、平均で20人を超えるといいます。一方、ゆくのき学園は教職員に一人あたり7人というコンパクトな学校です。
子どもたち一人ひとりとの関わりの量も多く、中学生たちは小学生から見られていることもあってか以前よりも落ち着いたといいます。
◆地域の中の学校
校長先生が発行している「ゆくのき学園の景色」という写真ニュースが、街中にも貼られ、地域の中の学校として重要な位置にあるといいます。
いままで以上に、地域の方々との連携や共同が広がっているといいます。私たちが訪れた時にも、校長先生自らが提案した作りかけの丸太のイスがおいてありました。
市民団体のみなさんとの共同も、花開きつつあります。ゆくのき学園が今後どのような発展をとげていくのか見守っていきたいと思います。
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