日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

自分らしく、個性を発揮して──新成人のみなさんおめでとうございます

2020-01-13 | 活動のこと

 渋谷駅で行われた、民青同盟と日本共産党合同の成人式宣伝。

 新成人を迎えた方、日本共産党からは山添拓参議院議員と私、民青同盟からは佐久間藍中央常任委員がスピーチしました。

 新成人を迎えた方からは、「政治は変わるし変えられる」と呼びかけていきたいと話がありました。

 以下、私が話をした概要です。事前に作ったメモをもとにしているので、実際に話した内容とは若干異なりますが。

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 ご紹介いただきました、日本共産党都議会議員の池川友一です。

 本日、成人式を迎えられたみなさんに、心からお祝い申し上げます。そして、あなたの未来が希望あるものになるよう、自分らしく、個性を発揮して生きられる社会を実現するためにも、政治を変える一年にしましょう。

 きちんと賃金は払われていますか。休日は保障されていますか。大学や専門学校の授業があるのに、バイトに出てこいと言われていたりはしませんか。

 私たち日本共産党は、「ブラック企業」をなくすために、力を尽くしてきましたが、ブラック企業の企業名を公表を実現するなど大事な一歩も踏み出させました。動かすきっかけになったは、一人ひとりの声です。

 賃金の問題も重要です。「東京で若者がふつうに暮らすためには、時給いくらが必要か」──昨年末に、こんな調査結果が発表されました。現在、東京の最低賃金は時給1013円ですが、どのくらいが必要だと思いますか。

 その調査では、たとえば新宿区で一人暮らしをしようと思ったら、時給1772円が必要。他の地域を見ても、1600~1700円の時給が必要だというのです。少なくとも1500円以上にしなければいけないということが、調査結果によって明らかとなったわけです。いっしょに時給1500円を実現し、8時間働けばふつうに暮らせる社会をつくりましょう。

 世界一高い学費負担も本当に深刻です。先日、現役の大学生から直接お話を聞かせていただきました。学費と生活費のためにアルバイトでヘトヘトになり、昼夜が逆転する生活。2人に1人が奨学金を借りています。奨学金の使い道では、学費や生活費とともに、将来の奨学金の返済のために全額貯金している人が少なくないという現実に驚きました。

 日本の奨学金制度は、返済が前提のいわば借金です。ヨーロッパに目を転じれば、返済不要の奨学金が当たり前です。ググってみるとすぐにわかりますが、日本のように借金のような制度は、世界では「Student loan」と言います。本物の奨学金は「Scholarship」です。

 私も、友人が学費を払えず大学をやめるという現実に直面し、本物の奨学金を求めて微力ながら取り組んできました。隣にいる山添さんも、先ほどお話しされた民青同盟の佐久間さんも、学生時代から国に対して返済不要の奨学金、本物の奨学金である「Scholarship」を求めてきました。こうした運動の積み重ねの中で、各大学で様々な学費の減免制度や返済不要の奨学金ができ、不十分でありますが国の制度として返済不要の給付制奨学金をつくらせました。

 おおもとには、国際人権規約があります。その中には、教育にかかる費用は無償化していきましょうと書いてあります。日本がこの国際人権規約の条項に批准したのは2012年です。学費は無償化していくことを国際的に公約しているのです。

 ところが、安倍政権のもとでそれに逆行するような動きが起こっています。政府は、「高等教育の無償化」だと言っていますが、東京藝術大学や東京工業大学、さらには一橋大学や千葉大学など国立大学などが10万円も授業料を値上げをしたり、これからしようとしているのです。

 また、国立大学で現在授業料減免制度を受けている人の約半数にあたる2万4千人が、今回の「高等教育の無償化」と引き換えに制度が受けられなくなる可能性があるのです。とんでもない話ではないでしょうか。

 私たち共産党都議団は、東京都が直接責任を持つ首都大学東京(東京都立大学)の授業料負担軽減と減額免除制度の少なくとも現行水準の維持を求めて、学生さんの声も代弁しながら都議会で奮闘してきました。その結果、都立大学では減免制度について基本的に現行水準を維持するという方向が示されました。

 大学などの学費は、すみやに半分、そして無償化を目指します。奨学金は、利子付きは即刻無くし無利子に。さらに返済不要の本物の奨学金を学生さんの4人に1人となる70万人に月3万円から開始し、さらに充実を図る。共産党は、当事者のみなさんと力を合わせて、こうした仕事に力の限り取り組んでいきます。

 少子化が深刻だと言いますが、賃金は安すぎる、奨学金という借金を背負わせる、少子化の原因を作り出しているのは今の政治そのものです。今年は政治を変える、もっとよくするチャンスがあります。

 一つは7月の東京都知事選挙です。都政が変われば、間違いなくあなたの暮らしに役立ちます。そして、総選挙です。桜を見る会やカジノマネー、嘘とごまかし、隠蔽、改ざん、偽造、捏造。こういう政治を、普通のまっとうな政治に変える時です。

 「私たちの力は小さいかもしれないけれど無力じゃない」という言葉があります。私もそう思ってきました。しかし、昨年の民間英語試験の導入の撤回を求める高校生や大学生の運動、MeTooやWithYou、ジェンダー平等を求める運動、そのほかにも生きるために声をあげ、生きるための選択をする姿に接し、私たち一人ひとりの力は、そんなに小さくなんかない。私たちには力があると強く思うようになりました。

 もう一度言います。私たちには力がある。政治を変える、暮らしをよくする力があります。自分や大切な人の幸せのために、誰ひとり取り残さない社会を実現しましょう。希望を作り出すのは、ほかならぬあなたの一歩です。多様性が尊重される社会へ。ともに歩みましょう。

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