26日、農業委員会の視察研修に出席させていただきました。毎年、視察研修に参加させていただいていますが、今年は体験農園、養豚、乳牛などを視察しました。
□体験農園は、お互いwinwinの関係で成功している
最初に訪れたのは、小山地区の体験農園です。体験農園は、練馬区からはじまったといわれていますが、生産者(農家)と市民(体験農園で野菜などをつくる人)がお互いに「よかった」といえる関係をつくったことがとても重要なところです。
2010年、2011年、2012年に続き、4年連続で話を聞いてきましたが、やっぱりこの事業はとてもいいなというのが感想です。定年後の新たな楽しみとして始める方が多く、丁寧に通いつめてプロもびっくりの収穫をしていく人もいるとか。農家の指導のもとに、「いろは」から叩き込んでもらってこその収穫です。
□「TOKYO X」を育てる町田市で唯一の養豚
ブランド豚「TOKYO X」をはじめ、町田市内で唯一養豚を営む農家へ。
豚はストレスに弱く、汚いのが嫌いな動物なので、いかにしてストレスを減らし清潔感を保つのかが重要なポイントだと言います。
母豚(ぼとん)が50頭で、一年間に2.5回の出産(1回に13~14匹、TOKYO Xは10匹)。
産まれたばかりの子豚は母乳。その後、ミルク成分の多いエサ(下の写真)になり、だんだんと穀物系のエサになっていくとのこと。
視察に行った日の朝に産まれたTOKYO Xの子豚も見ることができました(下の写真)。
昔は、街道沿いに豚舎がありましたが、いまは住環境などに配慮して山の上になっています。
□東京でNO.1の乳牛
乳牛は、いろんな指標にもとづいて評価されるといいます。訪れた農家の牛乳は、東京都内でNO.1の評価を受けた牛乳だと説明していただきました。
牛を育てていくための必需品はいくつかあるそうですが、一番に上がってくるのが牧草(下の写真)。水気の多い草では、牛乳の成分が変わってきてしまうそうで、乾燥した草が大量に必要です。円安の影響をもろに受けているといいます。
現状では、価格面から見てもアメリカやカナダ産に頼らなければならないそうです。
「TPPで今後どうなるのか先行きが不透明というのが本音。経営努力ではどうにもならないところ」という話もあり、TPPに突っ込んでいけば個人経営の農家は立ち行かなくなる可能性が大きいこともわかりました。
じーっと牛の顔を見ていましたが、一頭一頭表情が違うんですね。
最後に、町田あいす工房ラッテと東京みるく工房ピュアでお話をうかがい、ジェラートをいただきました。アイスの機械はイタリア製が優秀だそうです。
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┏┓池川友一|日本共産党町田市議会議員
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