ゴジラとガメラの必殺技が平成に入ってパワーアップ

 ゴジラ最大の武器といえば背びれを光らせ口から発射する青白い
熱線ではあるが、これは核実験の影響で使えるようになったもので
核実験被害者の象徴ともいえていたのを いつの間にか外敵用の
必殺
技になっていた。

 思えばモノクロのゴジラの逆襲までは‘白熱光’と呼ばれていた
のが、カラーのキングコング対ゴジラになると青白いガス状になり
‘放射能炎’と呼び名も変化した。

 つまり光線からガス状になったわけで我々が子供の頃など寒い
に息が白くみえるのを‘ゴジラの放射能炎’と言い合って楽しんで
いたのを思い出す。

 ところが平成に入ると再びゴジラの武器は光線状になり84ゴジラ
では埠頭に並んでゴジラを迎撃する戦車やミサイル戦車などを
一気に
壊滅させるという凄まじい威力となった。

 昭和ゴジラでは放射能炎を浴びた戦車はメラメラとアメのように
熔解していたものの あくまで1台づつだったし、キングギドラの
首まで吹っ飛ばすのだから もの凄いパワーアップで映画館で見て
いても度肝を抜かれた。

 そういえばガメラも昭和のガメラは口からの火炎放射が武器では
あったものの、バルゴンの冷凍ガスやギャオスの腹部からの消火ガ
スに あっさりと消されるなど威力は今ひとつだったのが平成では
プラズマ火球と呼ばれる凄い武器になったのだ。

 ゴジラとガメラは それぞれの映画会社の看板キャラではあるが、
共に光線などの武器はなく放射能炎や火炎放射といったシンプルな
必殺技だからこそ平成に入ってビジュアル的にも目立つようにした
のかもしれない。

 必殺技とはいえ昭和の放射能炎や火炎放射が今ひとつの威力
だった
だけに、平成に入っての必殺技のパワーアップは嬉しいものが
あった。



コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
毎日ゴジラ (柴田真紀)
2014-07-25 00:04:52
暑い日が続きますが、ゴジラ映画も熱いですね~。
『三大怪獣』は、久々に見ましたが、キングギドラの引力光線を股間に受けたゴジラが悶絶するシーンなど、次作『怪獣大戦争』のシェーのシーンの元祖がここにあり、と思います。
思えば、自分が物心ついたときにゴジラは、『僕らのゴジラ』だったので、平成版で、ひたすら悪役とされるゴジラのほうが、なんか違和感あったりします。
その点、ガメラのほうが、キャラがブレてない、という気も。
 
 
 
ただし (こーじ)
2014-07-25 22:49:28
>柴田真紀様
 ただし私などは最初は東宝チャンピオン祭りでのキングコング対ゴジラやモスラ対ゴジラがゴジラデビューですので‘悪役ゴジラ’に違和感はなかったですよ。

 むしろガイガンやメガロのゴジラの方に違和感を持ってました。

 まぁガメラは子供の味方という柱が健在ですからね。
 
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