ヒーローの母が怪人に

 今から50年前の今日73年12月11日にOAされたイナズマン11話で、
バラバンバらが登場するのだが何と正体はイナズマンに変身する渡
五郎の母親・渡シノブだったというEP。

 渡五郎は母親と15年前に生き別れになっていたのだがバンバから
洗脳されミュータンロボットに改造されていたわけで、人間体の左
腕に渡五郎と同じアザがあるのが本当の親子と決定付ける要因とな
っていた。

 もともとキャプテン・サラーから超能力を目覚めさせられた形で
イナズマンに変身しているのに対し、母親だから超能力もイナズマ
ンと互角だというのも納得できる。

 左腕からツタを伸ばし相手を拘束する縛りや吸うと相手が痺れる
花粉に、トゲの生えたツタを投げつけるトゲ串刺しなどの武器を持
つ強敵。

 取り付けられた指令回路を破壊すれば元の母に戻ると思った五郎
は指令回路を破壊し人間の心を取り戻したシノブだが、バンバから
攻撃されイナズマンを発射する光線から守って死んでしまう。

 この手の展開はウルトラマンネクサスのダークファウスト=斎田
リコのような恋人に多いのだが、母親が敵キャラに回るというのは
同じ遺伝子を持っているという事を考えると十分アリだろう。

 こういった劇的な展開があったからか原作&今EPの脚本と監督を
担当した石ノ森章太郎が作詞した挿入歌・五郎の歌でも‘超能力の
戦いが済んで思うは母の顔、同じ血を引くお母さん’と歌っている
ぐらいのインパクトを残したEPだ。

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