日本アマチュアボクシング界、初の快挙


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bt-tp0-211106-202111060000030

 日本時間の今朝セルビアのベオグラードで開催されていたアマ
チュアボクシングの世界選手権で、バンタム級の坪井智也とウエ
ルター級の岡澤セオンが金メダルを獲得したというニュースが載っ
ていた。

 坪井は初戦でイタリアのカッパイ、2回戦でリオの金メダリスト
・ウズベキスタンのゾイロフ、準々決勝でバルバドスのブリーディ、
準決勝でフランスのベナマに判定勝ちで決勝に進出しカザフスタン
のマフムッド・サビルカーンに判定勝ちしての優勝。

 また東京五輪代表の岡澤は初戦でエクアドルのフェリン、2回戦
モルドバのガラゴット、準々決勝でウズベキスタンのムイディング
ジャエフ、準決勝でカザフスタンのジュスポフそして決勝ではアメ
リカのオマリ・ジョーンズに3-2で競り勝っての優勝で両者ともバ
ンタムとウエルターという階級での金メダル獲得だから特に価値が
ある。

 もともと日本でボクシングと言えばプロボクシングの事を指す傾
向が強くアマチュアボクシングとプロは採点基準も違うし、全く別
の競技という感じで‘いかに倒すか’というテーマで戦うプロに比べて
面白味がない競技と言われていた。

 したがってアマとプロは犬猿の仲と言ってもおかしくないぐらい
仲が悪く、注目度も低いので日本人選手の活躍も目立た対ため五輪
での中継自体もほとんどなかったのが現状だ。

 五輪がそうなのだから世界選手権の成績も芳しくなく五輪と並ぶ
権威ある大会ではあったがメダルとなると78年にフライ級の石井幸
喜、07年にLウエルター級の将嗣が銅メダルを11年にミドル級で村
田諒太が銀メダルを獲得するなどメダル獲得は3個になっている。

 面白いのは20世紀まで五輪では東京のバンタム級・桜井孝雄の金、
ローマのフライ級・田辺清&メキシコのバンタム級・森岡栄治の銅
メダルの3個だったのに対し世界選手権では先述したように石井の
銅1個のみ。

 それが21世紀に入って五輪前年に川内と村田がメダルを獲得し、
五輪ではロンドンで村田が金&清水聡が銅を獲得するなど一気に
活躍が目立ち始めた。

 そして今年の東京五輪ではフライ級の田中亮明と女子フライ級
の並木月海が銅、女子フェザー級で入江聖奈が金を取るなど一気
に躍進し今回の世界選手権では複数金メダルなのだから嬉しい一
方で昔を知る私など‘どうしたのだ!’と驚く結果を収めている。

 アマチュアボクシングはロンドン五輪終了後にプロを認めた形
になり今回の世界選手権では賞金が出るようになり金で100万$、
銀で5万$、銅で2,5万$らしいので特にプロの軽量級でも100万$
というのはなかなかない豪華賞金だから選手達も励みになるので
はないか。

 奇しくも先月WBOミニマム級タイトルマッチのウイルフレド・
メンデスー谷口将隆戦は最低入札額で8万$で誰も手を挙げなかっ
たという話を聞くと、プロボクシングもいい加減な運営を続ける
ならばアマチュアの方に人材が流れるのではと思ったりする。

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