7月6日から全国高校野球選手権の福岡県予選が始まり母校の西田川は9日に
豊国学園と初戦で対戦し残念ながら2-3で敗れた。
試合は5回裏に1点先行されると7回にも2点を追加され0-3から8回に2点
返したものの追い付けずという展開だったようで、とりあえず33年前に我々が
対戦した時の1-9のコールド負けよりは断然いい試合だったから悔しいだろうが
3年生達はプロ野球でも使用される北九州市民球場で終えただけでもよかった
のかもしれない。
甲子園へのチャンスは平等にあるとは言うものの我が母校のようにベスト16に
入れれば御の字というレベルの高校にしてみれば舞台になる球場が気になる
のは当然だろう。
夏の予選で福岡県北部の使用球場はプロも使っている北九州市民球場を
はじめ、桃園・大谷・的場池や中間に隣町にある筑豊緑地球場の6会場を使って
行われる。
我々の頃に使用していたのは北九州市民と桃園に大谷の3箇所で、この3つは
夏の予選以外に秋と春に行われる九州大会予選までは使用されるものの それ
以外の小さな大会では使われないので それなりにステイタスはあった。
それが崩れたのが33年前の80年で雨続きのため地元の田川市民球場が使用
される事になり、それ以降 毎年続く事になった。
田川市民球場は九州大会の予選では使用されていたものの夏の大会予選では
使用されてなかっただけに地元とはいえ‘こんな所で夏の予選を行うのか’と複雑な
気分になり、80年など延期の末に ここで行われて敗れたので踏んだり蹴ったり
だった。
幸い我々の時は初戦敗退とはいえ翌年春夏甲子園出場する八幡大付属
(現・九国大付)と開幕戦を北九州市民球場で行えたのでラッキーだったが、これが
田川市民球場で終わっていたら全く気分が違っただろう。
幸い?現在は田川市民球場は使用されなくなった代わりに地元球場としては筑豊
緑地球場が使用されているのだが、ここは大学野球やプロ野球のウエスタンリーグ
の試合が行われているものの高台にあるので風は強いし何より人工芝球場という
最悪の環境だから我々の時代に この球場がなくてよかったと思う。
やはり高校最後の試合ぐらいステイタスの高い球場でプレーしたいのは誰しもなの
だから。