先日OAされた宇宙戦艦ヤマト2199の14話・魔女はささやくではヤマトに取り
付いた雪のような物体からヤマトのクルーが精神を支配されて、自動的にガミラス
艦隊の真ん中にワープさせられそうになるのを古代と森 雪の2人が辛うじて阻む
という内容だった。
こういった人間の精神を篭絡して、そのスキに という侵略法は個人的には謎の
円盤UFOの20話・謎の発狂石あたりが最初に見たEPで最近では日本でも平成
ウルトラセブンEVOLUTIONのゴドラ星人編などをはじめ度々 見るようになった。
こういうEPの場合は心理面の葛藤とは反対に大したアクションがないので
子供が見るには辛いものがあるだろうし、じっくり見ないとワケが分からない
ケースが多い。
ただし大きな戦いの前に箸休め的な感じでアクセントを付けるのには最適
だし、全体の大きな流れから考慮すれば重要な要素が隠されていたという事が
あったりするので大人向けとして作られている昨今の特撮orアニメヒーロー
作品には必ずあった方が作品自体に味わいがあると思うのだ。
余談ながらクルーが誰もいなくなった艦内で古代と森の2人が敵の野望を阻止
するために奮闘するというのは同じく謎の円盤UFOの24話・UFO時間凍結
作戦を思い出す。
謎の発狂石はUFOが撃墜された現場に転がっていた石を持ち帰った隊員が
幻影を見て銃を乱射、その石を回収したストレーカー総司令官も同じく幻影を
見るだけでなく自分の思い出したくない過去までラッシュフィルムで流されて
苦悩するが最後は その石を自ら破壊する事で幻影世界から生還するというもの。
ただ精神的に篭絡された状態から それを振り切ってというのは想像以上に
大変な事だというのが分かる今回のEPだった。