ウルトラマンネクサスのノスフェル編は実に7話にわたる。
EP11から17までの間に登場し続けるわけで他のビーストは
最初に登場したペドレオンや、メインビーストのガルベロスが
4話づつしか登場しないのだからいかに多いか分かるだろう。
ちなみにウルトラマンのライバル・闇の巨人もダーク・ファウス
トが6話、辛うじてダーク・メフィストが7話で並んでいるの
だがダーク・メフィストの場合はゴルゴレム編の間は登場しない
など間が開くのに対しノスフェルは7話連続で登場するのだから
凄い。
最初はウルトラマンのクロスレイシュトロームに敗れても復活
すると、2度目はナイトレーダーのメガキャノンバニッシャーで
吹っ飛んだものの三たび復活するわけだ。
この間にダーク・ファウストの正体が孤門の恋人・斎田リコと
いう事が判明し最後にファウストの攻撃から身を挺して孤門を
守って死んでしまうと、今度はファウストを操っていたダーク・
メフィストが登場するわけで闇の巨人の交代時期と重なる。
またノスフェル編が始まる前は頼りなさげでひ弱だった主役の
孤門が恋人のリコを失っただけでなく、失意のどん底に堕ちて溝
呂木の罠に嵌りかけたもののリコの死を受け入れて逞しく成長
し一人前のナイトレーダー隊員になるまでも描かれている。
ウルトラマンネクサスは孤門がウルトラマンノアになるまでの
物語で当初はヒーローらしくなかった孤門が成長する転機となっ
たのがノスフェル編なので、ウルトラのセオリーから外れた鬱陶
しい事この上ない時期ではあるものの絶対に見逃してはいけない
シリーズだと思う。