ダルビッシュ、右肘靭帯損傷=手術で長期離脱も―米大リーグ(時事通信) - goo ニュース
テキサスのダルビッシュ有が5日のプレシーズンゲームで右上腕
部の張りのため12球で降板していたのだがMRI検査の結果、右肘側
副靱帯損傷と診断され手術も含めた長期離脱に追い込まれる事に
なった。
これを聞いた時に、またしても高卒10年目のジンクスを思い出
してしまった。
13年に田中将大が21連勝を記録した時に記したのだが70年代以降
甲子園の優勝投手で100勝以上挙げたのは桑田と松坂で、彼らは
高校卒業して10年経った95年と09年に肘を故障して手術を受けて
いる。
また優勝していないものの高校時代に怪物と言われた江川卓も
卒業後9年目の82年に肩を痛めてから成績は下り坂になった。
だから田中将大の10年目にあたる2016年あたりに手術を要する
ケガが発症するのではと記していたのだが、実際は卒業後8年目の
昨年に肘を痛めて後半戦を棒に振ってしまった。
今回のダルビッシュは甲子園優勝経験はないものの4回の出場で
12試合に登板し7試合を完投しているわけだが、桑田や松坂に比べ
ると少ない。
またダルビッシュ在校時の東北打線はPLや横浜同様強力だった
ので、楽に投げる事が出来た試合もそれなりにあった。
甲子園での投げ過ぎの影響を無視したがる人達はMLBのマウンド
の固さなどを挙げるが、野茂英雄や黒田博樹など甲子園で投げて
ない投手達の酷い故障は聞かない。
甲子園での優勝経験がなく真壁という2番手投手と併用されなが
ら登板していたダルビッシュですら肘の故障を発症したとなると、
いよいよ高校野球での投げ過ぎに対する処方箋を野球に携わる
大人達が考えなければならないだろう。