不幸中の幸い?

 今日は長男の校内マラソン大会の日。
 とは言っても3時間目にグランドを2周半走るのだが、一応は大会だから
早めに朝食を食べさせ学校に行かせる必要があった。
 ところが7:40には朝食を食べ終わっていたにも拘わらず、身支度などで
グズグズしたおかげで家を出る時間が通常よりやや遅い8:00になった。
 長男はマイペースのため遅くなっても我関せずで ゆったり行こうとした
ため私から追い立てられるように家を出た。

‘走って行け’と店を出てアーケードまで急き立てる。
 長男は半ベソをかきながらアーケードを駆け足で走っていたが、歩こうと
して振り向くと私が睨みを利かせていたので慌てて走り始める。
 これを続けて見えなくなったので店に戻り掃除の続きをしていたの
だが・・・・・

 5分も経たないうちに裏から‘忘れもの~!’という女房の声が聞こえた。


 何と筆箱を忘れているらしい。

 そこで私は自転車で長男を追いかける事にした。
 長男がアーケードを駆け足で走ると5分ぐらいで抜ける。
 ならばアーケードを追いかけるより自転車で出口まで大回りして行けば
間に合うと思ったのだ。
 悪い事にマイ・チャリは空気が少なく漕ぐのに難儀した。

 アーケードの出口の前には横断歩道があり、それを渡って通学するの
だがアーケードを覗くと長男の姿が見えないので横断歩道を渡って追い
かけようとすると、近所の女の子と会う。
 ちょうどアーケードで長男を見送って帰るときに会ったので挨拶を
すると‘○○クンを追い越したよ、歩いたり止まったりしながら行ってた’
と教えてくれた。

 お礼を言って横断歩道に戻り車が止まるのを待っていると長男が
ゆったりと歩いて来て、カドの店の影に隠れているではないか!

 しかも車が止まって友達らは渡っているのに長男だけは渡ろうと
せずに、私にも気付かずに隠れている。

 ‘オイ、コラッ!’と言って筆箱で頭をコツンとやると

‘お父さん何しに来たの?’と呑気に尋ねるではないか!

‘オマエ筆箱忘れたろう!’
と言って見せると

‘アリャ~!’と驚いた様子で反省の色なし。

‘バカタレ!’と言いながらランドセルに入れてやり‘早く行け!’

 と促すと、ちょうど出てきた同級生の子と一緒に登校して行った。

 ‘まったく、あれほど急げと言ったのに・・・・’とは思ったが、考えてみれば
あのまま走って行ってたら追いつくのが大変だったろう。
‘急げ、走って行け’と言われても我関せずマイペースで行っていたおかげ
で追いつけたのだから何だか複雑な気分だった。

 ちなみに、マラソン大会は冷たい雨が断続的に降ったので月曜日に
延期になった。

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