グリッドマンの次はミラーマンを復活させて欲しいもの

　昨秋からOAされていたSSSS,グリッドマンはアニメ作品なが
ら‘ウルトラマン’の冠が付かない久しぶりの円谷作品ではある。

　最近はスポンサーの影響からか巨大ヒーローなら‘ウルトラマン’
等身大ヒーローなら‘仮面ライダー’の冠が必ず付いて来るので、
オリジナルを知っている世代の我々にしてみると全く違う雰囲気な
のにウルトラや仮面ライダーの冠付きのヒーローには大いに違和感
を感じるのだ。

　もっとも平成ライダーではカブトがイナズマンのWが超人バロム
1の要素を受け継いでいる感じで見ているので、昭和なら別番組な
のだがと思ったりしていた。

　そんな中で非ウルトラとして製作しやすい巨大ヒーローを考えて
みると、ウルトラと全く違ったものとして製作されたミラーマンに
なるのではないか。

　ミラーマンは異次元人の父と三次元人の母の間に生まれたわけだ
からM78星雲から来たウルトラ兄弟とは全く違うキャラだし、敵は
仮面ライダーをはじめとした東映の等身大作品のような共通の敵で
ある惑星Xから来たインベーダーというもの。

　他の巨大ヒーローのように空は飛べないものの変身アイテムであ
る光を反射させる物を通して移動できるわけで、自分の部屋の鏡に
飛び込んで月面基地の鏡から登場し月で戦った事があるように鏡な
どをドラえもんの どこでもドア状態にできるのは他のヒーローには
ない特徴だろう。

　これはミラーマンのキャラを受け継いだミラーナイトも囚われの
身となったエメラナ姫のティアラから飛び出して来るというシーン
でも使われているのを見て、ついニヤリとしてしまったし以後もウ
ルトラマンゼロと行動を共にしているのを見ると使えるキャラでは
ないだろうかと思う。

　最終回も自分の故郷を再建するために二次元の世界に帰っていっ
たわけだから、ウルトラ兄弟らとは一線を画した孤高のヒーローと
いう感じでグリッドマンのようにリメイクするならミラーマンが最
適ではないだろうか。