稀勢の里「北斗の拳」三つぞろいの化粧まわし初披露
来週の日曜日から始まる大相撲夏場所で三連覇を狙う横綱・稀勢
の里が、今場所から北斗の拳の登場キャラであるラオウ・ケンシロ
ウ・トキが描かれた化粧まわしで土俵入りする事が話題を呼んでい
る。
ちなみに横綱の稀勢の里は主役のケンシロウではなく、ラオウの
化粧まわしを着用という事で稀勢の里らしいと思った次第。
ラオウといえば北斗神拳四兄弟の長兄で世紀末覇者拳王と名乗り
核戦争後の荒廃した世界を恐怖と暴力で制圧した圧倒的な力を持つ
キャラだから、相撲界に君臨する横綱を目指す稀勢の里が憧れるの
も無理はない。
北斗の拳の連載は83年から88年でアニメ版も88年に終わっている
事から86年生まれの稀勢の里にとってはリアルタイムで見たわけでは
ないだろうが、いろいろと話題にはなっているし格闘技系が好きな者は
1度は読む作品だからラオウに憧れるというのは自然な形だろう。
個人的にもラオウは最初の登場時から愛馬・黒王にまたがった他を圧
する存在感で、通常の敵ならば黒王から降りる事なく戦って一蹴するし
南斗水鳥拳の使い手・レイをも闘気だけで圧倒するわけだから巨体から
も相まって凄いキャラだと圧倒されたのを覚えている。
‘オレに後退はない、あるのは前進勝利のみ’や‘我が人生に一片の悔い
なし’と言った名言も残しているだけあって、主役のケンシロウを上回る
名悪役だった。
それにしても伝統を誇る相撲界で横綱がマンガの登場キャラの化粧
まわしで土俵入りするというのは、マンガやアニメが日本の文化とし
て認知されているわけで素直に嬉しく思う。