ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
長期間、強さを維持できるチームの特徴は
先日‘川上哲治監督がローテーション制をすんなり受け入れたの
は’という記事に‘堀内が登板する時の不安定さは半端なく江夏豊や
平松政次との投げ合いの時は勝てそうな気がしなかった’というコ
メントを’もらった。
確かにV9のジャイアンツは中盤から堀内恒夫と高橋一三のどち
らか好調な方がローテの柱になり、他の好調な投手で周りを固め
るというスタイルだったので江夏や平松らのような絶対的エース
という存在感はない。
しかし逆に言えば絶対的エースがいないからこそ困った時のス
ーパーエース頼みにならなかったし、打線が1点でも多く取ろう
と貪欲になっていたのではないかと思う。
日本のマスコミはスター中心報道なので‘〇〇で勝った’‘〇〇が打
たれたから負けた’的な報道が多く、そのためにはチームの顔という
べき選手がいた方が記事も書きやすい。
だから‘軸になるエースや4番’を求めるし不調に陥ると‘チームの柱
不在’をたびたび指摘する傾向が強い。
巷では大黒柱型とパルテノン型というチーム作りがあると言われ
ているのだが大黒柱型は1人の選手を中心にしたチーム作りで柱に
なる選手に全てを託す形なのに対し、パルテノン型は複数の柱で支
える形になっており1人に頼らないチーム作りをする。
面白いのがV9ジャイアンツをはじめ70年代中盤のブレーブスや
80年代前半のカープに全盛時のライオンズも然りで‘〇〇がダメで
も〇〇がいる’というチーム作りをしていたのが特徴だ。
94年10月8日の10・8決戦でもドラゴンズがエースの今中慎二に
拘ったのに対してジャイアンツは、槙原寛巳・斎藤雅樹・桑田真澄
の三本柱のリレーで臨んで勝ったのも然り。
サッカーでもディエゴ・マラドーナをはじめとした王様的な選手
を中心にしたチーム作りに拘るアルゼンチンが90年代以降W杯での
優勝がないのに対し、ドイツやフランスのような王様不在のチーム
作りをする国が結果を残しているのも同じ理由ではないか。
それを考えると5段階評価の突出した5の選手を中心にするよりも
4から3の選手を揃える方がチームの強さが長持ちするし、結果的に
中心選手も長持ちすると思うのだが。
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