かつて‘コロナ’はポジティブなイメージだったのに

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/business/kyodo_nor-2020040401001827

　メキシコビール大手のコロナビールが、生産を停止するといった
ニュースがネットに載っていた。

　新型コロナウィルスが世界中に広がっている現在コロナビールは
冗談やインターネット上のおふざけのネタになっており、アメリカ
での販売が約40％も落ちたという噂が出るなど風評被害以外のなに
ものでもないのだが正直言って正しく災難というヤツだろう。

　コロナビールといえばビールでは珍しい透明の瓶に入っていて瓶
ごとライムを絞って飲むというスタイルになっており、個人的にも
好きな銘柄だしボクシングのスポンサーでも有名なのでギネスなど
と並んで非常に親しみのあるビールだっただけに残念だ。

　そもそもコロナとは太陽の外層大気の最も外側にある100万度を
超える希薄なガスの層の事で真赤に燃える太陽の、まわりに淡く
光る真珠色の光で太陽の冠を思わせるもの。

　どちらかといえばポジティブなイメージの言葉だし個人的には
トリプルファイターのOPの冒頭‘コロナの果て緑の城、僕らのふる
さと～’と歌われているぐらいメジャーだった。

　また何よりトヨタの車の車種でも有名で個人的には73年頃に新
発売されたコロナ新型はスピードメーターの周りのディスプレーが
妙にかっこよく、インパクトが強かったし90年代前半には中村雅俊
がCMで‘コロナ氏’という大学教授役で出演するなどポピュラーな名
前だったのだ。

　トヨタ・コロナは01年で販売を終了したのだが仮に今でも販売し
ていたならコロナビール同様、風評被害にあっていたのではないか
と思ったりする。

　そういった意味で‘コロナ’という言葉が今回のウィルスのおかげで、
一気に明るいイメージから悪魔的なネガティブなイメージになって
しまった。