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こーじ苑
ロンドン五輪閉幕、日本が進むべき路線は・・・
「五輪コラム」五輪閉幕 日本は最多38個のメダル獲得 コラム?-?goo ロンドン五輪特集
ロンドン五輪が昨日の早朝に行われた閉会式を もって終了した。
日本は金こそ7に終わったが銀が14、銅が17で合計38個という史上最多の
メダル獲得数となった。
実際に決勝種目が行われる競技初日から誰かがメダルを獲得していたわけで、
こういう五輪は これまでに記憶がないし、個人的には お家芸の柔道男子の金が
0というのが何とも不満ではあるが柔道の不振以外は日本人選手の活躍を楽し
むという側面からも大いに楽しめた大会だった。
面白いのが48年ぶりの金を獲得したボクシングや28年ぶりのメダルを獲得
した女子バレーに、24年ぶりの金を獲得した男子レスリングなど長期のブラン
クを経て復活した競技が多かったと共に、卓球やフェンシングにアーチェリーの
団体戦など初めてメダルを獲得した種目が多かったのも特徴だろう。
以前 ‘日本が目指すのはメダル大国か、スポーツ大国か?’という小川勝氏の
コラムが雑誌・Numberに掲載されていた。
‘メダル大国’の代表である中国は北京五輪では金メダルのうちに飛び込みで
7個、重量挙げで8個に射撃で5個。
これらの種目を強化するには国の税金で選手の生活を支えて競技環境を整え
る事が効果を発揮する場合が多いのに対し、プロリーグが普及しているサッカー
やバスケットボールに陸上競技などのメジャー種目では目立った成績を残して
いない。
一方スペインは北京では金こそ4だがサッカーのW杯では優勝しているし男子
バスケットでは銀を獲得し、男子テニスのラファエル・ナダルなどは世界ランキン
グ1位と‘スポーツ大国’と呼ばれるのに相応しいと記されている。
たしかにメジャースポーツで結果を残すのは一握りのエリートを税金で育成して
もダメで国内リーグの充実など、いわゆるスポーツ文化の豊かさがモノを言う
わけでマイナー種目で金メダルを量産するよりもメジャー種目でベスト8を目指す
方がスポーツ大国に相応しいとは思う。
それを考えると今回のメダルは3大メジャー種目である競泳が金こそないものの
11個のメダル獲得という事を考えればスポーツ大国系になっているのではないか
と思う。
‘千里の道も一歩から’と言うが、実際に日本がトレセンなど本格的に強化に乗り
出したのは07年北京五輪前から。
ロンドン五輪は実質トレセン効果を問われる最初の五輪になったわけで、それを
考えると今回の38個のメダル獲得は合格点だろう。
やはり中国や韓国のような金メダルを量産する事を第一に一握りのエリートを
税金を使って強化するのに対しメダルが取れそうもない種目には見向きもしない
というのは 個人的にも感心しないので、今回日本が(偶然かもしれないが)到達
した幅広い強化という路線は堅持するべきだろうと思う。
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五輪期間中、楽しませていただきました。
幅広い競技種目の蘊蓄、多いに勉強になりました。なまじのスポーツマスコミ(あまり目を通してませんが)より解りやすい。
味の素トレセンの真価を問われる大会だったのですね。
地元なのでなんだか嬉しいです。
以前、福原愛など五輪選手が子供たちと触れ合うイベントとかやってましたので、メダリストとの交流のイベントがあるかもしれません。要チェック。
引き続き高校野球も楽しませていただきます。
いつも読んでいただきありがとうございます。
下手なマスゴミの記事よりは面白いとは自負してますけど、問題はマスゴミの記事の方が心地よいケースが多いので好き嫌いのある中、しっかり読んでいただけるのは嬉しいですよ。
やはり国がバックアップすれば、それ相応の成果は出ますからね。
遅ればせながら高校野球レビューをまとめて開始しましたので、コチラもよろしくお願いします。