白鵬、早くも単独トップ=大相撲春場所8日目(時事通信) - goo ニュース
大相撲春場所は今日で中日を終えたのだが予想通りというか横綱・
白鵬のみが全勝で単独トップに立っている。
7日目を終えて白鵬以外では新関脇の照ノ富士と平幕の安美錦が
全勝で併走していたのだが照ノ富士は稀勢の里に、安美錦は嘉風
から敗れて土が付き白鵬が単独トップに立つ形になったのだ。
先週も記したように春場所は寒暖の差が激しく力士達も体調を
崩しやすいので波乱が起きやすく、ゆえに‘荒れる春場所’と
言われるわけで白鵬以下が中日までに土が付けば正しく波乱と
言えるのだろうが白鵬を追うべき力士達が今場所も例によって
中日までに土が付く形になっている。
そもそも場所前に昨年の優勝者・鶴竜が休場したのに始まり最大
のライバルというべき日馬富士が3日目に早くも逸ノ城相手に不覚
を取ると、今日も栃ノ心に敗れて中日まで早くも2敗を喫する事に。
大関陣は‘エース’の稀勢の里が初日から栃煌山&妙義龍に連敗
し5日目までに3敗を喫すると、ご当所力士の豪栄道も4日目まで
連勝していたものの5日目から連敗し今日も碧山から敗れての3敗
で2人とも優勝は絶望だろう。
負けた相手を見ても日馬富士が敗れた栃ノ心は7日目まで4勝3敗で
稀勢の里が敗れた栃煌山&妙義龍は8日目で共に4勝4敗だし豪栄道に
勝った玉鷲も不戦勝を含む3勝5敗、豪風や碧山は1勝7敗に2勝6敗と
決して‘強い’相手ではない。
これが好調力士に敗れたのなら仕方ないとも思えるが、中日を終
えて負け越している力士に負けるのだから話にならない。
この様子では明日からの後半戦は白鵬が全勝優勝できるかどうか
というのが唯一の見どころになるのだろう。