仮面ライダーアマゾンの最終回で気になるのは

　今から40年前の昨日75年3月29日にOAされた仮面ライダー
アマゾンの最終回でゼロ大帝率いるガランダー帝国を滅ぼした
アマゾンは飛行機で故郷のアマゾンに帰って行った。

　第1話でゲドンからジャングルの中を追いかけられながら‘日本
に行って高坂に会え'という暗示を受け貨物船で密航する形で来日
したアマゾンは、来日する時には腰蓑1枚だったのが しっかり白
いスーツを着込んでの帰国となった。

　ジャングルの故郷からコンクリートジャングルの日本に来たの
だから かなりのカルチャーギャップを味わい、それゆえの衝突が
前半は特にあったのがアマゾンの特徴だろう。

　なにせ‘仮面ライダー’を名乗っているにも拘らずバイクを敵視
しており実際、立花籐兵衛が乗るように促したバイクを海に捨て
るなど文明を受け入れない感じだった。

　それが親友であるマサヒコを守りたいという思いが文明に馴化
していったし、結果的にはジャングラーを作り上げた立花籐兵衛の
役割も重要だったわけだ。

　こうしてカルチャーギャップを乗り越えてゲドンやガランダーを
倒して無事任務を終えてアマゾンに戻るのはいいが、今度は日本の
文明生活に慣れ過ぎてジャングルでの生活に馴染めるのかと心配に
なる最終回ではあった。