甲子園出場全49校出揃う

 

 8月6日に開幕する今年の夏の甲子園出場校49校が、昨日出揃
った。

 今年は昨年春夏連覇を果たした大阪桐蔭や今年の選抜優勝の東邦
などが予選敗退したし、及川雅貴を擁する横浜や西純也を擁する創
志学園など高校ビッグ4と呼ばれる好投手を擁したチームで出場す
るのは奥川恭伸を擁する星稜だけになっている。

 ちなみに夏の連続出場は13回連続の聖光学院や9年連続の作新
学院を筆頭に18校で、春夏連続出場は選抜準優勝の習志野を筆頭
にベスト4の明石商やベスト8の智弁和歌山と筑陽学園を含めた
11校となっている。

 日刊・スポニチ・報知のスポーツ紙3紙の評価を見ると3紙全て
A評価をしているのが習志野・東海大相模・星稜・近江・履正社に
明石商・筑陽学園の7校。

 2紙がA評価しているのは先述した7校以外では花咲徳栄と智弁
和歌山の2校で1紙は八戸学院光星と花巻東に仙台育英の東北勢を
はじめ智弁学園や明徳義塾の4校で、A評価をもらったのは12校に
なるから ここらあたりが優勝候補といえるだろう。

  一方3紙の評価でAがない代わりにCもないBのみの学校が18校
あるのだから、こういったところから旋風を巻き起こす事も十分
起こりえるのが高校野球だ。

 ただし3紙オールA評価の明石商は選抜ベスト4が活躍できない
といったジンクスが付きまとうし選抜ベスト8の筑陽学園も然りで、
クジ運などに今ひとつ恵まれず早期敗退が目立つ履正社に高校四天
王で唯一甲子園に戻って来た奥川の星稜も勝負弱さが一抹の不安を
醸し出している。

 優勝校はA評価をもらった12校から出るか?オールB評価の18校
から出るのか?昨年の大阪桐蔭のようなスーパーチームがないので、
今年は優勝校予想が難しい大会になりそうだ。

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