‘設計図はオレの頭の中に・・・・’

 先日カルタの練習試合で ちょっとしたトラブルが。

 責任者が仕事の関係で練習の初日のみしか来られずに、練習試合の日に
久しぶりに出席したのはいいけれど参加者の名簿がない。

 実は副責任者が前回の練習後に持って帰ったのだがコチラも仕事が多忙
という事で遅れて来るケースが多く、練習試合当日も始まってから40分後に
来られたのだった。

 ただ名簿がないとメンバー決めができないため責任者が困っていたので
私が‘名簿はありますよ、この中にね’と自分の頭を指して言ったのだった。

 これはウルトラマンAの7話で地球に迫る妖星ゴランを撃破するべく作り
上げた迎撃ミサイル:マリア2号の設計図を基地内に侵入したメトロン星人
Jrから焼かれてしまうのだが、設計者の梶研究員が
‘設計図はまだ残ってますよ、この中にね’と自分の頭を指差して言う
シーンをマネしたのだ。

 私の場合は たかだか10人ちょっとで、いつも出席を取っていたので覚え
られるのだが、迎撃ミサイルをの設計図を完璧に記憶してすぐに書き出せる
梶研究員の凄さには子供心に感心した覚えがある。

 こういうセリフはSF作品では よく出てくるようだし、必ず登場する科学者の
凄さを示す事になっている。

 ただし、こういう能力はいい事ばかりではない。

 最大の例がゴジラでオキシジェンデストロイアーを開発した平田昭彦演じる
芹沢大介博士だろう。

 水中の酸素を一瞬にして破壊してしまうオキシジェンデストロイアーは一旦
使用すると、近辺の水域の生物は全滅してしまう核兵器並みの威力を持つ。

 だから永遠に封印しようとしたのだが、核兵器の申し子であるゴジラを通常
兵器では倒せず‘1回だけ’という約束で使用してゴジラを葬り去ったのだ。
 ただし使用するときに芹沢博士はゴジラと運命を共にしたのだが、最大の
理由は‘オキシジェンデストロイアー自体はゴジラに使用し、設計図は全て
焼き捨てたのだが自分の頭の中に残っている’というもの。

 ‘なぁ尾形、人間いうのは弱いものだ。
 一切の書類を焼いたとしてもオレの頭の中には残っている。
 オレが死なない限り、どんな事で再び使用する立場に追い込ま
れないと誰が断言できる!’

 とオキシジェンデストロイアーの使用を要請しに来た宝田明演じる尾形に
対して芹沢博士が言うセリフであるが、まさしく天才科学者ゆえの苦悩
だろう。

 
  

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
ターミーネーター2 (柴田真紀)
2010-11-20 01:10:44
 彼も似たような台詞を言って、溶鉱炉に沈みましたね。こういうシーンは、SF物のカタルシスなのかも?
 
 
 
そうですね (こーじ)
2010-11-20 22:21:31
>柴田真紀様
 ホントSFモノでは、聞くケースが多いですよ。
 カタルシスは確かに感じますね。
 
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