孤門とデュナミストを見守り続けた、隊長ならではのアドバイス

 ウルトラマンネクサスのEP36の冒頭で前回メガフラシ&ガルベロスのタッグを
ナイトレーダーとの絶妙のコンビネーションで倒した憐は力尽きて横たわり瑞生
の看病を受けていた。


 そして瑞生の正直な気持ちを告白されて苦悩するのだが、孤門も その2人の
様子を見ながら
‘ボクには何もしてやれない、見ている事しかできないのは悔しい。
代わってやれるものなら・・・・’と こぼすのを受けて
‘見ている事しかできないのなら、見ていてやれ最後まで’と隊長はアドバイスを
送る。


‘家族・恋人・友達ら、どんなに大切な人間であっても人の人生は肩代わりでき
ない、だからこそ人は心を尽くして人と絆を結ぼうとする’とも言うのだが、
思えば隊長は孤門が入隊した時から最年少で新人という事を差し引いても他の
隊員よりも目をかけていた感じがする。


 これは入隊早々デュナミストである姫矢准と心を通わせる事になり当時は
デュナミストを人間型ビーストと誤解して敵視していた凪副隊長との対立を
見守っていたという事もあるだろう。


 デュナミストが敵なのか味方なのか分からなかった時期にデュナミストを純粋
に受け止める孤門の姿勢から徐々に理解を深め、姫矢との交流により孤門が
成長していくのを見ていたと思うのだ。


 そして今度は年少者の憐がデュナミストという事で姫矢からサポートされて
いた孤門の方が今度はサポートする立場になるわけだが、やはり人生経験が
隊長に比べて少ない孤門に とって今回の憐の苦悩は さすがに手に余る事例
だからこそ こういう時に隊長のアドバイスが効くわけである。


 姫矢→孤門→憐という絆を隊長が影ながら しっかり見ていたという事になるの
だろう。

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