見当違いのハリル・ジャパン非難

 高校野球が盛り上がっている中で開催されていたサッカーの
東アジア杯で、ハリルホジッチ監督率いる日本代表は1敗2分の
最下位に終わった。

 個人的には優勝できなければ2位も最下位も同じと考えているし、
今大会は何が何でも勝ちに行く大会ではなく国内組の新戦力発掘と
いう性質の大会だったのだが例によってマスコミは非難タラタラで
理解に苦しむ。

 一番噴飯モノなのが‘ハリル監督は どんなサッカーをやりたいの
か分からない’という非難なのだが、ザッケローニ監督時代に戦い方が
ワンパターンだった反省から戦い方の引き出しが多い監督という事で
の招聘なので今回の東アジア杯で相手によって違う戦い方をすると
いうのは悪い事ではない。

 特に韓国相手に引いてカウンターを狙うスタイルに対する非難が
あるのだが、これまで日本がやってなかった戦い方ではあるものの
ホームの試合ではできない事をやっているのだから文句を言う筋合
いではない。

 そして選手達のコンディション不良についてハリル監督が不満を
漏らすと‘どこの代表チームも同じだから批判は筋違い’という論調
だったが真夏の暑い中で試合を詰め込んでの日程はヨーロッパなど
ではないし、そもそもJリーグ側が多くの心あるファンの抗議を無視
して2ステージ制を強行したゆえの夏の過密スケジュールという事を
全く無視しているのだからタチが悪い。

 結局93年のJリーグ発足時から日本のマスコミはサッカーそのも
のを理解しようとせずに、自分達に都合のいいように偏向報道して
いるので批判すべきところをぜずに全く見当違いの批判を垂れ流して
いるのが現状だ。

 つまりスポーツ紙を中心にしたメディアは見当違いの批判に明け
暮れているので、我々は彼らにミスリードされてはいけないという
事になる。

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