ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
ビッグサプライズ!佐賀北初優勝
07夏の甲子園最終日、ファイナルのカードは選抜で2度
優勝した広陵対2度目の出場の佐賀北。
実力的には広陵が圧倒的に有利だが、佐賀北には勢いが
ある。
面白いのが選抜で2度優勝している広陵は、夏の大会では
準優勝2度。それも1927年と、67年と40年周期で準優勝して
いるのだが67年は開幕戦で勝った習志野に敗れている。
40年ぶりの今年の対戦相手・佐賀北は開幕戦を勝っている
のである。
しかも佐賀代表が13年前に優勝した佐賀商も開幕戦の勝利
チームだ。ただしそういう因縁を差し引いても広陵有利は、
揺るぎないものと思われたのだ。
試合が始まると1回裏に佐賀が1アウトから連続四球で1,2
塁のチャンスを作るが後続を絶たれて無得点。
一方広陵は2回に左の馬場から連続ヒットでノーアウト1,2
塁からバント処理ミスで満塁のピンチを招くと内野ゴロで
先制すると、なおも1アウト満塁からスクイズを失敗したが
1番のタイムリーで2点を先行。
ここで佐賀はエースの久保を投入して後続を絶つ。
だが広陵は久保を攻め3回に2アウトから2ベース、4回は
先頭打者の2ベースから1アウト3塁、5回は2アウトから2ベー
スと四球・ヒットで満塁。6回にも先頭打者の2ベースから1
アウト1,3塁と毎回チャンスを掴むが佐賀の守備陣の堅い守り
に阻まれ追加点を奪えない。
しかし7回に1アウトから6番の林が3塁前に転がったボテボ
テのゴロが内野安打になると、岡田が四球で1、2塁から野村
の2ベースで決定的な2点が追加されて4-0となった。
ただなお1アウト2塁を8回にも1アウトから土生の2ベースが
出て、1アウト2塁を作るが5点目が取れない。
佐賀は2回から立ち直った野村の前に3回に2アウトから井手
がレフト前に落としただけで4回から7回まで12人で終わり、
10三振を奪われる大苦戦。
ところが8回に1アウトから久保がヒットで出塁すると、ラッ
キーボーイの馬場崎のPH・新川もヒットでつなぐ。
こうなると観客が佐賀の応援に回り、1番の辻、2番の井手が
連続四球で押し出しで4-1とする。
さらに2本のHRを放っている3番・副島が初球空振り後に1-1
から何と逆転満塁HR!場内の度肝を抜いた。
一転して追う立場になった広陵は先頭の辻が2-3からヒットで
出塁、ここで7番に抜擢され先制の内野ゴロと2ベースとヒット、
4点目を呼ぶ死球など大活躍の岡田がバント。1アウト2塁になる
はずが、3塁ベースカバーが遅れたためランナーは一気に3塁に
走る。だがベースカバーが間に合ってアウトで併殺となる。
そして当たっていた野村を三振に討ち取り、佐賀北は奇跡の
優勝となったのだ。
実は94年に優勝した佐賀商は、2回裏に3点を先行され毎回のピ
ンチを凌ぎながら6回に追いつく。
その裏に1点を勝ち越されるが、8回に追いつき9回に2アウト満
塁から2番が満塁HRを放って4点を勝ち越し優勝を飾った。
当時このシーンは、かなり劇的だったのだが今回は更にそれを
上回った。佐賀県勢の優勝を呼ぶファイナルの満塁HRだったのだ。
実は高校野球において‘3度目の正直’より‘2度ある事は3度
ある’という方が当たるケースが多い。
例えば熊本工は戦前に2度の準優勝だったが、96年に9回2アウト
ランナー無しからHRで追いつき10回に1アウト満塁からライトフラ
イでホームに突っ込んだランナーがアウトになり優勝を逃した。
また明徳義塾は横浜に3度目も敗れるなど枚挙にいとまがない。
広陵も‘2度ある事は3度ある’のジンクスに飲み込まれたのか!
それにしても高校野球観戦歴35年目にして、ファイナルでの超
劇的な番狂わせ優勝を生で見る事ができた幸運に感謝したい。
やはり高校野球は面白い!
優勝した広陵対2度目の出場の佐賀北。
実力的には広陵が圧倒的に有利だが、佐賀北には勢いが
ある。
面白いのが選抜で2度優勝している広陵は、夏の大会では
準優勝2度。それも1927年と、67年と40年周期で準優勝して
いるのだが67年は開幕戦で勝った習志野に敗れている。
40年ぶりの今年の対戦相手・佐賀北は開幕戦を勝っている
のである。
しかも佐賀代表が13年前に優勝した佐賀商も開幕戦の勝利
チームだ。ただしそういう因縁を差し引いても広陵有利は、
揺るぎないものと思われたのだ。
試合が始まると1回裏に佐賀が1アウトから連続四球で1,2
塁のチャンスを作るが後続を絶たれて無得点。
一方広陵は2回に左の馬場から連続ヒットでノーアウト1,2
塁からバント処理ミスで満塁のピンチを招くと内野ゴロで
先制すると、なおも1アウト満塁からスクイズを失敗したが
1番のタイムリーで2点を先行。
ここで佐賀はエースの久保を投入して後続を絶つ。
だが広陵は久保を攻め3回に2アウトから2ベース、4回は
先頭打者の2ベースから1アウト3塁、5回は2アウトから2ベー
スと四球・ヒットで満塁。6回にも先頭打者の2ベースから1
アウト1,3塁と毎回チャンスを掴むが佐賀の守備陣の堅い守り
に阻まれ追加点を奪えない。
しかし7回に1アウトから6番の林が3塁前に転がったボテボ
テのゴロが内野安打になると、岡田が四球で1、2塁から野村
の2ベースで決定的な2点が追加されて4-0となった。
ただなお1アウト2塁を8回にも1アウトから土生の2ベースが
出て、1アウト2塁を作るが5点目が取れない。
佐賀は2回から立ち直った野村の前に3回に2アウトから井手
がレフト前に落としただけで4回から7回まで12人で終わり、
10三振を奪われる大苦戦。
ところが8回に1アウトから久保がヒットで出塁すると、ラッ
キーボーイの馬場崎のPH・新川もヒットでつなぐ。
こうなると観客が佐賀の応援に回り、1番の辻、2番の井手が
連続四球で押し出しで4-1とする。
さらに2本のHRを放っている3番・副島が初球空振り後に1-1
から何と逆転満塁HR!場内の度肝を抜いた。
一転して追う立場になった広陵は先頭の辻が2-3からヒットで
出塁、ここで7番に抜擢され先制の内野ゴロと2ベースとヒット、
4点目を呼ぶ死球など大活躍の岡田がバント。1アウト2塁になる
はずが、3塁ベースカバーが遅れたためランナーは一気に3塁に
走る。だがベースカバーが間に合ってアウトで併殺となる。
そして当たっていた野村を三振に討ち取り、佐賀北は奇跡の
優勝となったのだ。
実は94年に優勝した佐賀商は、2回裏に3点を先行され毎回のピ
ンチを凌ぎながら6回に追いつく。
その裏に1点を勝ち越されるが、8回に追いつき9回に2アウト満
塁から2番が満塁HRを放って4点を勝ち越し優勝を飾った。
当時このシーンは、かなり劇的だったのだが今回は更にそれを
上回った。佐賀県勢の優勝を呼ぶファイナルの満塁HRだったのだ。
実は高校野球において‘3度目の正直’より‘2度ある事は3度
ある’という方が当たるケースが多い。
例えば熊本工は戦前に2度の準優勝だったが、96年に9回2アウト
ランナー無しからHRで追いつき10回に1アウト満塁からライトフラ
イでホームに突っ込んだランナーがアウトになり優勝を逃した。
また明徳義塾は横浜に3度目も敗れるなど枚挙にいとまがない。
広陵も‘2度ある事は3度ある’のジンクスに飲み込まれたのか!
それにしても高校野球観戦歴35年目にして、ファイナルでの超
劇的な番狂わせ優勝を生で見る事ができた幸運に感謝したい。
やはり高校野球は面白い!
コメント ( 12 ) | Trackback ( 0 )
« 07夏の甲子園... | 特撮モノのダ... » |
13年前の興奮が呼び起こされました。
今年は久々の甲子園観戦も果たせたし、記憶に留まる大会となりました。
連日、楽しい甲子園レポートありがとうございました。
>それにしても高校野球観戦歴35年目にして、ファイナルでの超
劇的な番狂わせ優勝を生で見る事ができた幸運に感謝したい。
やはり高校野球は面白い!
生とは、こーじさんは甲子園に行かれたのですか?
ホント、感動的でしたよ。
ただ、広陵の監督が審判に対して激怒していたニュースがちょっと残念。
気持ちは分かるけどなぁ・・・。
実際、満HR前の押し出しの最後の投球はストライクに見えたし。
審判の問題も、今後の高校野球に残された課題だと思います。
甲子園まで行かれたのですか、いいですね。
私はまだ甲子園の観戦はないのですよ。
高校野球に因縁はつきものですからね。
イベント・高校野球というカテゴリーを新設しましたので、時たま秋の大会のネタもこちらでアップしますので
お楽しみに。
>うっとん様
ホントに驚きです。
残念ながらTVでの生観戦でした、甲子園にはまだ行った事がありません。
>Shingo-Ringo様
いや広陵の監督の気持ちはよく分ります。
まるで主審が、WBCのボブ某に見えたでしょう。
はっきり言って押し出しの場面は?でしたが、久保の投球に対しても怪しいものが多々ありました。
高校野球の審判のレベルはかなり低く、96年の松山商の
バックホームも熊工のランナーの足がしっかり先に入ってましたからね。
MLB同様判定に抗議したら退場になるので増長してますよ、彼らは。
特定の試合の勝敗に関与していない立場で、高野連に審判の技術向上を具申するなら、それは正しい行為であるが。
両校の死力を尽くした闘いは誰しも認めるところであり、試合後の不服を公にするのは勝った佐賀北の勝利を辱めるものだ。
あるいは広陵の選手に審判に対する不満があったにせよ、選手たちは敵手の勝利を貶めることは望んでいまい。
「審判の誤審はありうるが、審判の裁定が最終決定」という前提で高校野球が行われている以上、それが自校不利の裁定であっても受け入れるべきである。
中井監督は仮に自校有利の判定があった場合、それを理由に不服を申し立てる気概があるのだろうか?
そうでないなら、選手の名を借りて強豪校が勝敗に固執するさまを示しただけ、と言われても仕方あるまい。
おそらく現代の技術を持ってすれば、全ての判定を精密に機械で出すことも可能だろう。
それをしないのは「曖昧さを含めて全てを人間の手にゆだねる」のが肉体と頭脳の限界で戦うスポーツの精神にふさわしいと考えられているからではないか。
審判の技量不足はあったかもしれないが、勝負の当事者であるからこそ言わない、言えないのが筋であると思う。
技量不足は別のステージで語られる問題である。
むしろ、観客を味方につけた佐賀北に有利裁定がくだったならば、「なぜ佐賀に観客が味方したのか」まで掘り下げて考えるべきだ。
監督自らがはからずも露呈した、強豪校の「まず勝敗ありき」の姿勢に大衆が疑問符をつけているからではないか。
ミスジャッジは昔からありました。
例えば96年の松山商ー熊工の‘奇跡のバックホーム’も
熊工の選手の足がしっかりベースタッチしてましたから、
その気になれば、熊工の監督あたりが抗議してもよかったとは思ってます。
ラグビーの世界では‘笛に文句がある時はビールを飲みながら’という諺がありまして、ラグビーでは試合後に両チームの選手と首脳陣にレフェリーが集まって飲み会をするのですが、判定に文句がある場合はその席でやるべきと
いう事らしい。
つまり試合終了直後に言うと、頭に血が上って感情的になる事が多いので今回のようなケースになりやすいです。
ただ審判のミスジャッジの多さは、今や公然としたものになってますから、高野連は特待生問題よりもこちらに力を入れないとファンから見放されますよ。
我々も進学校相手になると不利なジャッジに泣かされた
クチですので。
今回の場合、あの判定が勝敗を決するものかな?
例えあの投球がストライクだとしてもツーアウトだし
試合展開はどうなったかは分からないと思います。
しかしあの監督の言い分は、あれがストライクだったら我々は勝っていたと言わんばっかりですよ。
まだまだ思春期の高校生は、この様なコメントを聞いてどう思うかと言いたいのですが、こーじさんには
私の意向を理解して頂けなかったようですね。
>我々も進学校相手になると不利なジャッジに泣かされた
クチですので。
因みに私は進学校出身だが、お前の言い分は感に触るぜ!
直接お前と議論したいもんや。
>因みに私は進学校出身だが、お前の言い分は感に触るぜ!直接お前と議論したいもんや。
まず始めに、オマエ呼ばわりのような乱暴な書き込みはご遠慮下さい。
議論は冷静にやらないと感情的になっては成立しませんよ。
あなたの18日の書き込みを読んで、私立校に対する偏見があるように見えますが。
民主主義の世の中ですから、意見の違いはあって然るべしです。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/hs/07summer/column/200708/at00014402.html
コチラが代表的ですが、広陵の中井監督の人格については殆んどの人々が支持してます。
昨今の野球では、たった1球で流れが変ります。
これは常葉菊川ー日南学園戦などでも‘ホームランさえ
なければ’という状況で、本当にホームランが出るぐらい
レベルが上がっているのです。
1-3からのあの球をボールと言われると、ストライクを取る球は必然的に甘くなりますしホームランなどが出る確率も上がるものです。
勝負の厳しさを身にしみて分っている中井監督だからこそ、ああいう言い分になるのだと思ってますよ。
しかし、お言葉返すようですが貴方こそ公立高に対して偏見があるように思えますよ。
18日の私の書き込みに対しても偏見があると仰りましたが大体99%佐賀北に勝ちは無いというのも失礼ではありませんか?
>民主主義の世の中ですから、意見の違いはあって然
るべしです
意見の違いというより貴方の場合、ご自分の意見を
一方的に誇示している様にしか思えません。
貴方の様な者にブログを設ける資格なしですよ!
それに貴方は、高校時代の恥をさらし過ぎ。
指導者に対して今に至って不平不満を綴るのもおかしいと思いませんか?
ご自分の球暦に誇りもないようにもうかがえますが。
18日のコメントは、偏見と取られても仕方ないですが
説明すると長くなるので今日のブログに書いてますから
参考にしてください。それなりの根拠がありますから。
ブログというのは、とりあえず自分の意見を発表する公開日記のようなものと思ってます。
また私のブログは基本的にウソは書きません。
ブログネタとして高校時代の話は、いい話&悪い話ネタになりやすいですからね。指導者ネタも。
野球経験者と話すときも‘こんな練習やらされた’で盛り上がりますよ。
ただ‘少なくとも指導者などの実名を出さない’などのマナーは守ってますので。
球暦に誇りですか?
全力で取り組みましたが、だからといって公表するのは恥ずかしいとは思いません。
学生時代の失敗は誰でもありますし、楽しい思い出でもあります。
貴方はブログは運営されてますか?
運営されているなら一度訪問させてください。
思います。
私がツッコミ入れてからは遅いと思いますが。
ネットは色んな人が観覧しますので、もう少し
言葉に気をつけられた方がよろしいと思いますよ。
でないと反感くらって荒らされることもアリ!
私は現在はブログを運営してません。
コメント欄でしたからスペースの関係上、根拠を書きそびれてました。
省略してでも根拠を入れるべきでしたね。
以後気をつけます。
本音を突っ込んでいただいたり、しっかりとした忠告ありがとうございました。
好みは違いますが、よかったらこれからも宜しくお願いします。