アポロチョコとアポロ計画

 先週の金曜日がバレンタインデーだったので娘が手作りチョコを
作っていたのだが、その中にインパクトとしてアポロチョコをシル
ベーヌのチョコのような形でデコレートしていた。

 この時にアポロチョコを見て子供達は語源を知っているのかな?
と思って聞いてみると、当然ながら知らなかったので説明したもの
だった。

 基本的にアポロといえば太陽神・アポロンから来ているのだが、
我々の世代で最もインパクトが大きなのはアメリカの有人月面着陸
計画のアポロ計画として遂行され今から51年前の69年7月にアポロ
11号が人類の初めての月面着陸を成功させている。

 その時に地球に帰還したアポロ11号の地球への帰還モジュールで
ある司令船が円錐型をしており、アポロチョコの形態に似ていたの
で余計にインパクトが強かったのだ。

 今にして思うと発射されるサターンロケットは110mもあるにも
拘わらず、最終的には帰還モジュールとなる司令船の先端のみしか
戻って来れないというのは相当なコストがかかるわけで実際に10年
間で使われた予算は総額65億ドルだったとの事。

 こうしてみると当時の技術からすれば精一杯だったという事にな
るのだろうし、だからこそ機体を再使用できるスペースシャトルが
開発された形になる。

 とはいえスペースシャトルの人が乗り込むオービタ部分は映画
007シリーズのムーンレイカーでも使用されているなどメジャーに
なっているのだが、アポロチョコのように似たような形態の菓子な
どとして一般に親しまれる事はなかった。

 そういう意味ではアポロモジュールは人類が初めて地球に帰還し
たという事例とシンプルな円錐型という事で、チョコレート菓子の
デザインに流用できて親しまれているのではないかと思うのだ。

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