ジョー・モンタナが‘神’になった日

 20年前の今日89年1月23日はNFLの第23回スーパーボウルで、サン
フランシスコのQBジョー・モンタナが‘神のドライブ’ と呼ばれる大逆転
劇を演じた日である。 

 マイアミのジョー・ロビー・スタジアムで行われた第23回のスーパー
ボウルはサンフランシスコとシンシナティが顔を合わせたのだが、シンシ
ナティのサム・ワイチHCはサンフランシスコのビル・ウォルシュHCの
オフェンスコーチだったため ‘師弟対決’と呼ばれていたが、もう1つの
師弟対決がモンタナを最初にコーチしたのがサム・ワイチだったのだ。 

 AFCを席捲したシンシナティのノーハドルオフェンス対モンタナ中心の
サンフランシスコ・オフェンスの対決と言われた。

 試合はサンフランシスコが1QにFGで先制するとシンシナティも 2Qに
FGで追い付き3-3で前半終了。
 後半に入りシンシナティがFGで勝ち越すと、サンフランシスコもFGで
再び追い付き6-6からシンシナティがキックオフ・リターン TDを決め
13-6とリードを奪う。

 サンフランシスコもモンタナのパスを受けたジェリー・ライスがエンド
ゾーンをかすめるTDで追い付いたものの、シンシナティが FGを決めて
16-13と3点リードし残り3分10秒・自陣8ydからの攻撃となったのだ。

 リズムよくシンシナティのお株を奪うノーハドルでRBのロジャー・クレイ
グやTEのジョン・フランクにショートパスを通して1stダウンを次々に更新
して行く。
 更に ここぞという時にはWRジェリー・ライスへのホットラインが機能し、
瞬く間に敵陣に入る。

 ところが敵陣に入った最初のドライブで反則を取られ2ndダウン・ 20yd
とピンチを迎えた。
 それでもロングパスをDF3人に囲まれていたライスに通し一気にレッド
ゾーンに持ち込んだ。

 そして残り34秒で中央に走り込んだジョン・テイラーへのパスが通って
大逆転のTDが成功!

 ‘逆転、逆転、大逆転!まさにモンタナ・マジック!’とNTVの吉田慎一郎
アナが絶叫、見ていた私も全身が総毛立つ気分になったのだ。
 2分36秒・11プレーでの逆転タッチダウンは今でも伝説の‘ザ・ドライブ’
と呼ばれている。

 まさしく‘神のプレー’だった。

 この日は89年最初の講習会が13:00から行われるので‘延長になったら
マズイ’と思っていたが、こんな劇的な結末になるとは思わなかった。

20年経った今でも、このドライブは忘れられない。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
あれは・・・ (Shingo-Ringo)
2009-01-25 21:06:58
なんか、アレはすごいとかそういうのを超えちゃった感じでしたね。

言葉が無かったです。
 
 
 
そうでしょう (こーじ)
2009-01-25 22:26:19
>Shingo-Ringo様
 まさしく‘神の領域’でしたからね。
 言葉を失うというのは、こういう事か・・と思いましたよ。

PS、私は昔から携帯電話持ってないので、番号もメア  ドもありませんよ。 
 
 
 
あれ? (Shingo-Ringo)
2009-01-26 11:59:32
PS、私は昔から携帯電話持ってないので、番号もメアドもありませんよ。 

↑あれ?一時期持っていませんでしたっけ?ま、それでは今後とも同じような連絡環境でひとつヨロシクお願いします!
 
 
 
いまだに (こーじ)
2009-01-26 23:49:09
>Shingo-Ringo様
 生まれてこの方、1度も持ったことないのですよ。
 仕事柄必要ないですからね。
 というワケで、これからも宜しくお願いします。
 
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