帰ってきたウルトラマン15話・怪獣少年の復讐

 今から50年前の今日・71年7月9日にOAされた帰ってきたウルトラ
マン15話・エレドータス編。

 エレドータスは普段は透明だが電気を吸収すると本体を表すとい
うカメ怪獣で、このEPに登場する小田切史郎少年の父親が運転する
電車を脱線事故を起こさせるなど暗躍していたわけだ。

 普段は透明だが電気を吸収すると姿を現すといえばウルトラマン
に登場したネロンガが有名で3番目に制作されたわけだから、ウル
トラでは正統派の四足歩行怪獣という事になるわけで放電を武器に
しているというのも同様だ。

 ネロンガ編は科学特捜隊対ネロンガという描かれ方だったのに対
し、今回はエレドータス被害者の物語になっている。

 小田切史郎少年は電車の運転士をしていた父親がエレドータスの
出現で事故を起こした際に負った足のケガが影響して足を引きずっ
ているだけなく、それが原因で心に傷を負いウソをついて人の気を
引こうとするなど今回のEPの実質主役でカチカチ鳴らす当時流行っ
たアメリカンクラッカーを常に持って回っている。

 この小田切史郎を演じた高野浩幸はウルトラセブンでペロリンガ
星人の人間体を演じたのをきっかけに、怪奇大作戦でも霧の童話で
三沢と心を通わす鬼野村の健一少年を演じるなど円谷作品とは縁が
あって帰ってきたウルトラマンでは次郎君が登場するという事から
友達役として度々登場していた。

 ちなみに高野浩幸は翌年超人バロム1の主役の1人・白鳥健太郎を
演じているだけでなく、平成ではウルトラマンティガでキリエル人
の人間体を演じたしウルトラマンタイガにもペロリンガ星人人間体
を演じている。

 このEPの脚本は後にタロウやレオのメインライターになる田口成
光がゴーストロン編以来の担当になり、同じくタロウやレオのメイ
ン監督になる山際永三が初めての監督を担当していたのも第2期ウル
トラの原点でもあるだろう。

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