プロ野球選手が年俸を給料と言ってはいけない

 メディアの間では評判のいい星野仙一だが話を聞いていて世間を
ミスリードしていると思うのが‘頑張って活躍すれば給料が上がる’
というコメント。

 とりあえずプロというからには個人事業主で本来ならスポンサー
である球団とはプレーする契約を結んでいるわけだから‘年俸’と
呼称するべきであって、断じて‘給料’と言ってはいけないのだが
不思議とメディアは突っ込まない。

 03年のオフに原辰徳監督が三山秀昭球団社長との確執で辞表を提出
した時にナベツネ氏は‘読売グループ内の人事異動’とうそぶいて心
あるファンの怒りを買うと共に、プロの定義が分かってないという
事が証明され翌年プロ野球再編問題で‘たかが選手のくせに’と
見下すような発言をしたのも当然の事だった。

 つまり‘給料が上がる’的な発言はプロ野球選手が親会社の社員
という感覚でプレーしている事を認めているわけで、そういう意識
を持った選手はプロではないだろう。

 日本のボクシングがウエルター級から上の階級で苦戦している
のは本来なら中量級という意味のミドル級をヘビー級がないため
重量級扱いしている事から来ると思う。

 だから日本のミドル級の選手は一部を除いてヘビー級のような
動きをしているのだが、海外のミドル級選手は日本ではライト級
並みのスピードを持つのでパワーよりもスピード負けしてしまい
勝負にならない。

 それを考えると呼称の大事さが分かるし、ファンである我々も
‘選手の給料’などとは絶対に言わないようにするべきだろう。

 野茂英雄やイチローが‘給料’と言っていただろうか?

 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
今日も労働に勤しみます。カレンダーなどクソ食らえ(^ー^)ノ☆ (なにわのヒバゴン)
2015-02-11 07:35:57
日本社会は月給、年収というキーワードが蔓延っていますから、プロスポーツ選手も右に倣えみたいな思考になるのかもしれませんね。一年間トータルで活躍しての報酬が年俸でしょうから給料(軽っぽいですね)という呼称には私も違和感を覚えます。プロフェッショナルならもっとデカいスケールで我々庶民( ノД`)…に夢とロマンを与えて欲しい☆
 
 
 
大相撲からして (こーじ)
2015-02-11 22:35:00
>なにわのヒバゴン様
 実は相撲界でも給料と言いますからね。

 もっとも相撲の場合は相撲協会がスポンサーのようなものですし、師弟関係など本当の意味でのプロではないのでそこらあたりが原因かもしれません。

 でも給料という響きはいかにもサラリーマンですから
プロならばそういう言い方は止めるべきでしょう。
 
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