瀬戸連覇、五輪へ=日本勢金メダル3―世界水泳
ロシアのカザンで開催されていた世界水泳2015が日本時間の昨日
深夜に閉幕した。
今大会は井村雅代HCが復帰したシンクロが銅メダルながら4個を
獲得するなど復活を印象付けた一方で競泳は最終日に400個人メド
レーで瀬戸大也、200平で渡部香生子、200バタフライで星奈津美が
金メダルを獲得するという複数金メダルを獲得できた。
しかし男子はエースの萩野公介が大会前に自転車転倒事故で右肩
骨折というアクシデントに見舞われて欠場したからか、瀬戸が400
個人メドレーで金を獲得して連覇を達成したものの他の種目では
今ひとつだった。
特に背泳ぎのエース・入江陵介が200で4位というのが最高だったし、
平泳ぎのエース・小関也朱篤が200で5位が最高の成績とメダルを取れ
ずに終わったわけでメドレーリレーでもメダルを逃している。
また女子も星と渡部の金と銀はあるものの他の種目ではメダルに
届かないという形で、メドレーリレーでは引継ぎ違反で失格に終わ
るというオチが付いた。
とはいえ平井伯昌は‘金を取れたのが大きい’と評価していた。
4年前の世界水泳では銀が4で銅が2だったのだが、今回は金メダ
ルを取れば五輪の出場権獲得というレギュレーションができた事
から純粋に金のみを狙ってのレースが増えたので必然的に金以外の
メダルが減るのは仕方ないだろう。
ただしイギリスやハンガリーなどの国のレベルアップも著しい
ものがあり、だからこそメドレーリレーも表彰台に届かなかった
わけだ。
リオ五輪ではエースの萩野が復帰するので、萩野の存在感がどれ
だけあるのかも注目したい。