2015夏の甲子園 第5日

秋田商、3回戦へ=鳥羽、健大高崎は初戦突破―高校野球

 大会5日目を迎え第3試合から2回戦に入るのだが、今日の第1
試合は健大高崎の‘機動破壊’が寒川バッテリーをどう揺さぶるか。

 寒川打線は県大会決勝で20得点を奪う打力があるので早めに複数
得点して機動力を発揮させづらくする必要があるし、四国勢の3校が
敗退しているので最後の砦として踏ん張れるか。

 第2試合はレジェンド校の鳥羽に新鋭校の岡山学芸館が挑む形に
なるのだが、岡山の勢いが鳥羽にどこまで通用するか。

 第3試合は秋田商・成田に春の九州大会王者の龍谷打線が挑む形に
なるが、それと同時に秋田商打線が龍谷投手陣からどこまで得点し
援護できるか。

 第1試合:健大高崎 10-4 寒川

 高崎は3回にヒットで出塁した7番が盗塁し8番のヒットと四球で
満塁から1番の2点タイムリーで先制すると、更に1アウト満塁から
4番&5番の長短打に重盗や相手エラーで一挙に8点を上げる。

 2回までランナーを出しながら得点できなかった寒川は4回に3番
&4番の長短打で1点返すと更に内野安打や四球で2アウト満塁から
押し出しで8-2とする。

 それでも高崎は6回に2アウトからヒットで出塁した2番が盗塁し
3番のタイムリーで1点を追加するなど突き放し、寒川の反撃を8回の
2点に抑えて快勝。

 事実上3回の8点で試合は決まったわけだが寒川は1回のノーアウト
1塁でバント失敗の併殺や2回の2アウト1・2塁のチャンスで先制でき
なかったし、4回に1-8からのノーアウト1・2塁で6番がバントを敢行
したものの見逃して2塁ランナーが刺されるなどミスも目立った。

 第2試合:岡山学芸館 1-7 鳥羽

 1回に鳥羽が1アウトからヒットで出塁した2番を2塁に進め4番の
2ランで先制すると、2回に岡山も5番と6番がヒットとエラーで出塁し
バントと内野ゴロで1点を返し その後はこう着状態が続く。

 互いにランナーを出しながら‘次の1点’を取れなかった両校だが
6回に鳥羽は3番がヒットで出塁てボークと四球にバントで1アウト
2・3塁からスクイズを敢行し、ホームで刺されるものの7番のタイムリ
ーで待望の1点を追加。

 これで一気に流れは鳥羽に行き7回に2アウト3塁から暴投で4点
目を上げると、8回には4安打にスクイズや盗塁を絡めて決定的な3
点を上げて勝負を決めた。

 1回に岡山は1番が死球で出塁した1アウト2塁で得点できず鳥羽は
2ランが出るなど立ち上がりに明暗が分かれた形で、岡山が先制してい
れば案外 勢いが付いてペースを握ったのかもしれないが それだけに
鳥羽の2ランはポールぎりぎりに入ったのに対し岡山は3回1アウト2塁で
4番の一打がポールから僅かに逸れてのファウルという感じで流れが
あったという事か。

 第3試合:龍谷 1-3 秋田商

 1回に秋田はヒットで出塁した2番が盗塁し2アウトから4番のタイ
ムリーで先制したのだが、2回以降ランナーを出しながらバント失敗や
牽制アウトなどで追加点を奪えず。

 4回まで毎回三振を奪われノーヒットだった龍谷は5回に先頭の6番が
内野安打で出塁し暴投で2塁に進むと7番のヒットをライトが後逸して
追い付く。

 その後も秋田が押し気味に試合を続けるものの龍谷の池田が踏ん張って
迎えた8回に秋田は短長打でノーアウト2・3塁から1アウト後スクイズを
失敗したものの2アウト1・3塁から9番&1番が連続タイムリーでようやく
突き放した。

 立ち上がりから三振の山を築かれながら球数を投げさせ2回以降も
毎回ヒットを打たれながら追加点を許さなかった事から徐々に龍谷
ペースになると思われたし、実際5回&6回あたりで龍谷打線が成田に
合い始めたという感じだったが100球を越えたあたりから逆に調子が
上がったというのが誤算だろう。

 

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