バレーボール・リオ五輪へのチャレンジが始まる

女子バレー日本　ストレート勝ち発進　リオ五輪へ初戦ペルー撃破

　リオ五輪バレーボールの出場権をかけた世界最終予選兼アジア予選の
女子が今日から開幕し、日本はペルー相手に3－0で勝ちリオへ好発進
となった。

　第1セットは硬さが見える立ち上がりだったが長岡望悠が11得点を
上げる活躍で25－23で取ると第2セット以降は地力の差を見せ25－10、
25ー14で取り形の上では快勝だった。

　アジア最上位国と全体の3位までに出場権が与えられるレギュレー
ションで行なわれるのだが女子の場合はアジアでは韓国、タイ、カザフ
スタンとの力関係を考えればアジア1位という形での出場権を獲得が望
ましい。

　とはいえロンドンに続くメダルを望むのなら地元開催という事で
イタリアやオランダにも勝って1位通過して欲しいのだが、ここで
あまり張り切って力を使い果たすと8月のリオ本番で不利になるか
らペース配分も難しいところ。

　ロンドン後は主将である木村沙織におんぶに抱っこという感があっ
た中で、荒木絵里香が復帰したのは木村へのプレッシャーが軽減される
という意味でも朗報だ。

　問題は男子だがフランスやポーランドといった強豪がいる事から
アジアでの1位が現実的な目標になるものの、アジア王者のイラン
とは相性が悪いし少なくともオーストラリアと中国には勝たないと
リオは厳しくなるだろう。

　若手が多いので序盤に勝てば勢いに乗れる半面、敗れるとズルズル
連敗という可能性が高い

　日程を見ると初戦がベネズエラで2試合目が中国という対戦順だから、
この2試合を連勝すれば望みが後半につながりそうなので最初の2試合が
最大の山場だろう。

　先を見据えて強化したゲーリー・サトウ体制を否定しリオ五輪の出場
権を獲得する事に拘った南部体制の強化の是非が問われる事になる。