今から40年前の今日74年11月15日にOAされたウルトラマンレオの
32話は、日本名作民話シリーズのラストでかぐや姫をモチーフにした
EPである。
ウルトラマンキング初登場の26話から始まり7話にわたってOAされ
ていたのだが、この中では以前も触れたようにアンヌやハヤタ&フジ
隊員に岡田英次などのゲストが次々に登場しているのが特徴で最後を
飾るのは円谷プロの創始者・円谷英二が製作を熱望した かぐや姫と
いうのも意味深だ。
かぐや姫を演じたのは仮面ライダーV3でヒロイン・珠純子を演じた
小野ひずるだったが、実は前年OAされた緊急指令10-4・10-10の
13話にゲスト出演しているので円谷作品では2度目の出演だ。
かぐや姫こと中島弥生は本来は月族の王女で彼女の命を狙う悪人
から身を守るために赤ん坊の時に地球に避難していたという設定だ。
最後は月光怪獣キララの迎えを受け入れて月に帰るのだが、この
EPの脚本はエースで南夕子を月に帰らせた石堂淑朗。
エースでの月世界は超獣ルナチクスから滅ぼされエースとしてルナ
チクスを倒した後は月世界を再建するため仲間達がいる冥王星に旅立
つわけで、同じ人が書いた世界とはつながりが あまりないのが気に
なる。
とりあえずキララによれば かぐや姫を迎えに来たのは姫の命を
狙う敵との15年にわたる戦争が勝利のうちに終わったという事だが、
かぐや姫の命を狙っていたのがルナチスクでエースが戦って勝った
ので戦争にも勝利したという解釈なのだろうか。
ならば南夕子は中島弥生の部下という扱いになるのだが・・・