和製ロングヒッターを育成するには

松井秀喜氏「なぜカープは柳田をとらず?」 鋭い質問に山本浩二氏タジタジ(サンケイスポーツ) - goo ニュース

 昨日 東京ドームで行われた日米野球で日本代表の1番で出場し、
4打数3安打・4打点の活躍だったホークスの柳田悠岐についてゲス
トの松井秀喜から‘広島出身なのになぜカープが取らなかったの
か?’と聞かれた山本浩二が‘ホークスが育てた選手’と苦笑しなが
ら応えていたという。

 柳田は広島商から広島経済大付という純粋な広島育ちの選手なの
だから、カープが取って然るべしという見方が一般的だ。

 ただ柳田はスケールは大きいものの打撃に荒さが目立つ選手で
実際にホークスのスカウトですらライオンズの秋山翔吾を推して
いたのを王会長の鶴の一声で獲得したという経緯があるし、‘いく
ら三振してもいいから打撃はいじるな'という指示でここまで伸びた
のだ。

 つまりホームラン打者だった王貞治が実権を握り中村剛也や中田
翔らスケールの大きなホームラン打者を輩出するパ・リーグという
土壌があったからこそ育った選手という事になる。

 たしかに勝つだけなら‘守れて走れて打てる'という三拍子揃った
選手を重用しホームランは外人選手に依存するというのが近道だろ
うが、それではスケールの大きな日本人打者は育たないしチームも
永続的な強さを保てないだろう。

 先発投手ならば極端な話 週に1度しか登板しないのに対して
中心打者ならばファンは毎日見る事ができるので営業的にも得策
なのだが、勝利という目先の目的のために和製大砲の育成という
将来性を犠牲にしがちだし評論家という名のプロ野球OB達も
守れて走れる選手は絶賛しても長打は打つけど三振の多い打者は
批判する傾向が強い。

 和製大砲を育成するには4打数1安打1本塁打3三振だが年間
40本塁打という選手がいたら、コーチやマスコミは三振数には
目をつぶり40HRの方を見るという覚悟が必要だ。

 そういう努力もせずに‘最近の日本人選手にスケールの大きな
打者がいない'と批判するのは、マスコミのわがままに過ぎないの
だから。

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