鹿島、レアル・マドリードに完敗 クラブW杯準決勝、アブダビで
日本時間の今日未明にUAEのアブダビで行われたFIFAクラブ
W杯の準決勝でアジア王者の鹿島は、ヨーロッパ王者のレアル・
マドリードと対戦するが1-3で完敗し一昨年に続いての決勝進
出を逃した。
試合は立ち上がりこそ互角だったものの徐々にレアルのペース
になって行き、44分にギャレス・ベイルがマルセロとのワンツー
で抜け出してゴールを決めて先制する。
これでペースを掴んだレアルは53分にGKとDFの連係ミスから
ベイルがルーズボールを押し込んで2点目を挙げペースを握ると、
2分後にもマルセロのパスを受けたベイルが決めて3-0とし鹿島
の反撃を78分に土居聖真が挙げた1点に抑えて快勝した。
両チームは一昨年のクラブW杯決勝で対戦しレアルから先制さ
れたのだが鹿島は柴咲岳が2ゴールで一旦逆転しPKで追い付かれ
ると、延長で2点勝ち越されて力尽きたものの‘レアルを追い詰
めた’と大絶賛され一気に評価を上げたのだった。
そして今回クラブW杯の準決勝で対戦する事になり世間は‘一
昨年のリベンジ’的に書き立てるし、先に行われた もう1つの準
決勝では開催国のアル・アインが南米王者のリーベル・プレート
に勝っておりリーガでもレアルが不調だという事もあり‘ひょっ
としたら’というムードが出ていた。
実際に最初の20分は鹿島が優勢に試合を進め昌子源がCKから
フリーでゴール前に飛び込むなど決定的なシーンもあり、ここで
先制していれば流れも変わっていただろうが前半終了間際に先制
されただけでなく‘次の1点’である2点目を奪われて一気にレア
ルのペースになった形だ。
残念ながらレアルに敗れて決勝進出はならなかったが3位決定
戦は南米王者のリーベルだから、今回の鹿島はヨーロッパ王者と
南米王者と対戦できる貴重なチャンスだから何としても勝って3
位になり有終の美を飾って欲しいと思うのだ。