シュピーゲル号について

 先日BSー2でOAされた「お宝テレビ」で’キャプテン
ウルトラ登場’と新聞に載っていたので、チャンネルを
合わせた。すると・・・・・
 平山亨プロデューサーと矢島信夫特撮監督が、ゲスト
出演していた。
 そして制作当時の話をしていたのだが、ホリゾントを
青にするか黒にするか揉めた話などで盛り上がっていた。
 やがて映像で登場したのが、シュピーゲル号。
 戦闘シーンが紹介されていたが、キャプテンの「D3作戦
開始」という号令でシュピーゲル号が3機に分離して攻撃
するシーンが出てきた。
’そうか、3機に分離するのがD3作戦だったのか’と妙に
感心していたのだが、恐らく日本で初めての分離合体メカ
だろう。

 キャプテンウルトラとキケロ星人のジョー、ロボットの
ハックがそれぞれの機に乗り込んで戦うのだが、これって
ミラーマンのジャンボフェニックスではないか。
 確かにキャプテンウルトラの後番組がウルトラセブンで
ウルトラホーク1号は、3機分離合体していた。
 ただホーク1号の場合は、β号やγ号への搭乗者は決まって
なかった。
 一方ジャンボフェニックスは分離するときは中央の1号に
村上チーフと野村隊員が残り、2号に藤本隊員、3号に安田
隊員が乗り込んで戦うように決まっていた。
 この法則は、シュピーゲル号なのだ。

 そしてウルトラマンネクサスに登場するナイトレーダーの
クロムチェスターも、分離するそれぞれの機体に乗り込む
隊員が決まっていた。
 ちなみにミラーマンの後半から特撮を担当したのが、矢島
信夫だった。そうジャンボフェニックスの分離合体は、シュ
ピーゲル号で矢島監督が演出済みだったのだ。
 つまりシュピーゲル号は、分離合体機の元祖というわけだ。
 
 
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
見ました、見ました (IKUKO)
2007-10-15 02:00:49
懐かしかったです~!
裏話もおもしろかったし。

でも、これだけが東映作品だったなんて、知りませんでした。
もともと意識していなかったというのもありますが(^^;)
 
 
 
見られましたか (こーじ)
2007-10-15 23:34:30
>IKUKO様
 あの裏話は面白かったですね。
 キャプテンウルトラだけは、ウルトラの名をつけた
東映作品なのですよ。
 やはり特撮のできからすると、円谷とは大きく違いますがエンターテイメントと割り切る姿勢は凄いですね。
 これが東映特撮作品の原点らしいですね。
 
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