2024選抜高校野球：第4日

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https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bb-tp5-240321-202403210000161

　4日目の注目カードは第2試合の広陵vs高知。

　中国王者と四国王者の対戦で昨年選抜ベスト4の原動力とな
ったエース高尾が健在の広陵と、本格派右腕2枚リレーで勝ち
上がった高知の投手戦が予想される。

　第1試合はチーム打率,366の宇治山田商とチーム打率,356の
東海大福岡の対戦だが、打線が強力で粘りが身上なだけに両
校投手の踏ん張りが焦点だろう。

　第3試合は2枚エースを擁して東北大会を制した青森山田と、
秋の全10試合で失点はわずかに9という中崎を擁し近畿ベスト
4の京都国際の対戦で特に中崎の出来がカギを握るだろう。

　第1試合：宇治山田商 － 東海大福岡

　2回に宇治山田は2ベースで出塁した4番をバントと犠牲フライ
で返して先制すると、3回に東海は8番のヒットを足場に2番&3番
の連打で追い付く。

　直後の4回に宇治山田は1アウトから6番&7番の2ベースとバント
ヒットで1・3塁から遊ゴロ野選で勝ち越すとバント野選に2つの暴
投で3点勝ち越すが、東海も5回に8番のヒットと2つの四死球で満
塁から4番&5番の連続タイムリーで再び追いつく。

　それでも宇治山田は6回に先頭の6番が四球で出塁し8番&9番の
連打で3たび勝ち越し、そのまま逃げ切った。

　東海にしてみると3回に追い付いて2アウト1・2塁で4番の時に
牽制で2塁ランナーが刺され直後に野選と2つの暴投で1失点で済
むところを3失点、その裏に2アウトから2ベースで出塁した6番が
7番のヒットで強引にホームを突いて刺され２たび追い付いた直
後に先頭打者を歩かせ決勝点のホームインされるなどもったいな
い試合展開だった。

　第2試合：広陵 － 高知

　1回に広陵は1番が2ベースで出塁すると2番のバントを1塁悪送球
で先制し3回には2番&4番の短長打で2－0とリードを広げたのに対し、
3回に高知は7番&9番のヒットにバントを絡めて1アウト1・3塁とす
るも1番が併殺に倒れ得点できず8回に6番が内野安打と悪送球で出
塁しバントと四球に盗塁で1アウト2・3塁から9番の空振りで3塁ラ
ンナーが挟まれるが送球が当たり1点返す。

　それでも9回に広陵はヒットで出塁した7番を送り9番の2ベースで
1点を追加し、高尾が5安打11奪三振というピッチングで3－1で逃げ
切った。

　高知にしてみると3回の1アウト1・3塁での遊ゴロ併殺と8回に1点
返し、なおも1アウト3塁で9番＆1番が凡退したわけで辻井&平のリ
レーで失点しても1点で止めていたのだが前述した2つの得点チャン
スを生かせなかった。

　第3試合：青森山田 4－3 京都国際

　1回に青森は中崎の立ち上がりを攻め四球で出塁した1番を送り2
アウト後4番以下の3連打で2点先行すると、4回に1点返されたもの
の5回には四球で出塁した8番を送り1番のタイムリーで返して3－1
とリードを広げる。

　京都も4回に3番&4番の連打で1・3塁から6番の遊内野安打で1点
返すと、8回には1アウト後2番が歩いて3番の2ベースで2・3塁とし
4番の緩い1塁ゴロエラーとWスチールで追い付く。

　それでも青森は9回に1アウト後3ベースで出塁した5番を6番が
タイムリーで返しサヨナラ勝ち。

　京都にしてみると中崎が立ち上がり2失点後ノーヒットに抑えて
いたのに5回に久しぶりに打たれたヒットがタイムリーになるなど
ヒットを要所で効果的に打たれ、打線も2失点直後の2回に連打で
ノーアウト1・2塁や4回の1点返してなお1アウト1・3塁6回のノー
アウト2塁などチャンスは多かっただけにリードを奪われる展開に
終始したのが悔やまれる。