祝!飯塚 甲子園初出場

 今日行われた90回全国高校野球選手権の福岡県予選で、飯塚が沖
学園に6-1で勝ち甲子園初出場を決めた。
 筑豊勢としては28年前に我々のライバルだった田川が出場して以来の
快挙である。
 飯塚は高校受験のときに‘滑り止め’で受験して合格していたし、数人の
同級生が野球をしていたので馴染みのあるチームだ。
 私がプレーしていた当時も弱くはなかったが、ベスト16以降で争われる
県大会に出るようなチームではなかった。

 それが柳川OBの吉田監督を迎えてから力を付け始めていたのだ。
 吉田監督は現役時代の73年に甲子園出場し‘怪物’江川卓を擁して
優勝候補筆頭と言われていた作新学院と対戦、江川の予選からの無失点
記録をバントの構えから打つ‘プッシュ打法’で止めている。
 結局延長15回の死闘の末に1-2でサヨナラ負けしたものの、この試合で
柳川は全国区になったのだ。
 その時に1番で江川から2安打を放っている。

  飯塚は過去2年連続でベスト4に進出していたが、06年は柳川に 9-10
で打ち負け、昨年は出場した東福岡に6回表まで5-3とリードを奪いながら
5-11と逆転負けを喫していた。
 今回のチームは秋の九州大会の予選で夏に敗れた東福岡と第3代表
決定戦で対戦して勝ち九州大会に出場し、今年の春にも連続で出場して
いるので それなりの力はあった。
  ただ甲子園に出場するには実力だけでなく運も必要だ。

 連続して九州大会に出場しているのでシードされていたため地区予選を
快調に勝ち進む。
 県大会に入っても小倉に5-0、九国大付に1-0で勝つと豊国学園に
8-1と8回コールドで勝ってファイナルに進む。

 昨今の福岡は北九州や筑豊・京築からなる北部勢より、筑後や宗像・
福岡市内からなる南部勢が圧倒的に強く北部からの夏の甲子園出場は
96年の東筑以来ないのだ。
 それがファイナルまで南部勢との対戦がなかったのは大きかった。

  しかも大型チームの福工大城東や昨年のメンバーが殆ど残っていた
前年代表校の東福岡が沖学園に敗れていた。
 沖学園は91年と昨年の過去2回ファイナルで敗れているチーム。
 一見すると‘2年連続だから経験値で沖学園有利’となるのだろうが、
実は今年の暦は田川が出場した80年と同じでファイナルは前年ファイナル
で敗れていた嘉穂との対戦だった。
 だから試合前から‘そのパターンなら、ひょっとしたら飯塚が行くの
では?’と野球好きのお客さんと話していた。
 それが何と現実になったのだ!

 面白いのが7日に筑豊緑地球場に観戦に行ったとき、第2試合で飯塚が
登場していたのだがベンチに入れなかった部員や関係者達が試合前に
画像にある応援用の用紙を配って回っていた。
 これを持ち帰っていたのだ。
  まさか本当に飯塚が甲子園に行くとは思わなかったから、この用紙は
ある意味‘お宝’になっている。
 初戦の対戦は選抜優勝校の沖縄尚学に勝って出場を決めた浦添商だ。
 九州対決となったが、何としても勝って今は廃校となっている飯塚商
以来の筑豊勢の勝利を挙げて欲しいものだ。   

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