今から20年前の今日95年7月12日はMLBのオールスターゲームで
LAドジャースの野茂英雄がナショナルリーグの先発投手として出場
した日である。
現在ダルビッシュ有が所属するテキサスの本拠地・アーリントン
スタジアムで行なわれたオールスターゲームに6勝1敗119奪三振と
6月の月間MVPの実績を引っさげて選出された野茂は、グレッグ・
マダックスの故障と前回の登板が7月6日だった事もあり何とナショ
ナルリーグの先発でアメリカンリーグ先発のランディ・ジョンソンと
投げ合う事になった。
1回にケニー・ロフトンからライトへ強烈なファールを打たれた
もののフォークで三振に討ち取ると、カルロス・バイエガにはヒッ
トを打たれるが盗塁を刺した後にエドガー・マルチネスも三振で
1回終了。
2回にはフランク・トーマスをキャッチャーフライ、アルバート・
ベルを三振に討ち取りカル・リプケンもライトへのハーフライナーで
無失点でマウンドを降りた。
試合はナショナルリーグがマイク・ピアッツァのHRなどで3-2と
逆転勝ちしたのだが、この試合を見て思ったのが改めてオールスタ
ーは1試合で十分という事。
やはり選ばれし者達がリーグのプライドをかけ1試合のみの真剣
勝負を展開するMLBのオールスターに対し、日本の場合は2試合から
3試合を花試合モードで行い中継するTV局も試合そっちのけでの実況
ばかりだから全く面白味がなくMLBとの違いに愕然としたのだ。
という事で翌96年からオールスターゲームはMLBのみしか見なく
なったのだった。