ウルトラマンネクサスのバンピーラ編ではノスフェル編で記憶消
去処置を受けた少女・山邑理子が再登場し本来なら記憶消去処置を
受けているのに、ノスフェル細胞の中に閉じ込められていた影響も
あってビースト事件の記憶を残しているという状態になっていた。
しかも1度記憶消去処置を受けた者は次に受けると廃人になって
しまうリスクがあるという物騒な話まで出て来たわけだが、この
EPのクライマックスでウルトラマンとバンピーラの戦いを理子に
見られたらまずかったものの寸前でウルトラマンはメタフィールド
を展開し理子に見られずに済むという展開。
ところが理子にはメタフィールドで戦うウルトラマンとバンピー
ラの姿が見えていたものの、最後にビーストが倒されて解放された
ビーストの被害者情報の一部が良心の幻覚となって現れたので理子
は笑顔を取り戻す。
さてこのEPに登場するビースト・バンピーラは捕食した人間の
声を被害者の心へ直接伝播させて現場に誘引していたようだが、
ビースト同士は振動波を使ってコミニケーションを取っていると
姫矢編で語られていた。
今回のバンピーラは久しぶりに そういった設定を復活させた形で
当然ながら記憶消去処置に失敗した理子にはバンピーラの出す振動
波に亡き両親の声が入っていたのを気付いたのかもしれないが、バ
ンピーラが倒された事によって理子の両親の魂が解放された形にな
ったわけで感受性が鋭い理子もそれに気付いて自らの心に決着を得
る事になり記憶消去処置を受けずに済んだ事になる。
ネクサスの世界ではノスフェル編が何といっても長かったので、
本来ならバンピーラのビースト被害者の話が登場するもののノス
フェル編の設定などが復活しており上手くまとめているのが分かる。