浦和学院、龍谷大平安破る=仙台育英と敦賀気比も2回戦へ―選抜高校野球(時事通信) - goo ニュース
大会3日目の注目カードは一昨年の優勝校・浦和学院と昨年の優勝
校・龍谷大平安の対戦となった第3試合。
形の上では関東を制した浦和に平安が挑むという形になるが昨年
優勝した経験のある平安の高橋が浦和打線をどこまで抑えられるか
というのが鍵になるだろう。
ちなみに両校は02年春に対戦し6-1で浦和が完勝しているだけで
なく平安は埼玉県勢相手には昨夏も含め3勝7敗と大きく負け越して
いるように相性が悪い。
第1試合は近畿準優勝の奈良大付の坂口が、昨夏猛威を振るった
敦賀気比打線をどこまで抑えられるか。
第2試合は秋の王者・仙台育英が登場し2年連続出場の神村学園と
対戦するが、強打を誇る育英打線が相手なので神村としては佐藤
から5点は取らないと勝ち目はないだろう。
第1試合:奈良大付 0-3 敦賀気比
1回に1アウト2塁をチャンスを逃した気比だが2回に6番&7番の
短長打で先制すると、3回には2ベースで出塁した2番を4番の犠牲
フライで返して2-0とリードを広げる。
奈良は気比の平沼の前に5回2アウトまでパーフェクトに抑えられ
エラーのランナー2人とヒットのランナーの1人と手も足も出ず。
気比は7回に2ベースで出塁した1番を3番の犠牲フライで返し3点
目を挙げてダメ押しした。
奈良も坂口を含めた3人の投手達が9安打を浴びながら犠牲フライ
2本を含めた3失点で凌いでいたものの、打線が平沼相手に完全に
沈黙したというのが全てだろう。
第2試合:仙台育英 12-0 神村学園
1回に育英が1アウトから2番&3番の長短打で先制すると2回にも
3本の2ベースに犠牲フライを絡めて2点を加え3-0とリードする。
とはいえ1回はなおも1アウト1塁で併殺で、2回も2点で止める
など4回まで3ベース1本に2ベース4本を打たれながら神村は3点で
凌いでいた。
一方で神村打線は佐藤から4回までヒットこそ2本だが5個の四死
球を選び毎回ランナーを出すが要所を締められる。
迎えた6回に育英は3安打にエラー2つを絡めて2点を追加すると
7回にも2アウトから4番&5番の長短打で1点を加え勝負を決めた。
終わってみれば12-0と育英の完勝ではあったが5回までに神村が
1・2点でも取っていれば意外に番狂わせもありえたのだろうが、
そこで点をやらなかった佐藤の好投が勝利を手繰り寄せた形だ。
第3試合:浦和学院 2⑪0 龍谷大平安
1回に平安は2アウトから四球とヒットで1・3塁のチャンスを潰す
と、2回にも1アウトから四死球と内野安打で満塁から1番が2ゴロ
併殺で得点ならず。
そして6回にも4番の2ベースから掴んだ1アウト3塁も後続を絶た
れて得点できなかったのに対し、浦和は9回まで4回以外は毎回安
打だったが高橋が踏ん張って散発に抑えて0-0のまま延長に入る。
迎えた11回に浦和は先頭の4番が歩いて5番が送り2アウト2塁から
7番のタイムリーで待望の先取点を挙げると、なおも2塁から8番も
2ベースを放ち2-0と差を広げ その裏の平安の反撃もノーアウト
1塁から併殺で勝負を決めた。
平安の高橋の好投は予想通りだったが浦和の江口が高橋を上回る
できで、平安の放ったヒットは僅かに3本だし7回以降10回までパー
フェクトに抑えたのが勝利を呼び込んだ形だろう。
最終的にヒット数が浦和が10本だったのに対し平安が3本だから
打力の差が出たわけだ。