開催国ブラジルが3連覇=スペインに快勝、3―0―コンフェデ杯サッカー(時事通信) - goo ニュース
日本時間の7:00からリオ・デ・ジャネイロで行われたコンフェデ杯のファイナルは
開催国のブラジルが開始2分にフレッジのゴールで先制すると前半終了間際に
ネイマールが決めて2-0で前半を終え、後半2分にもフレッジが2点目のゴールを
決めて3-0としW杯王者のスペインに完勝した。
試合前の予想は本来ならW杯王者でEUROでも連覇中のスペインの方が有利
だったのだがブラジルが中3日なのに対しスペインは中2日で120分戦った末PK
勝ちした後に移動というハンデがあるので むしろブラジルやや有利というもの。
だからこそ先制点がモノを言うと思っていたら開始早々にゴール前の混戦から
フレッジが押し込んで先制したのが効いた形になった。
そもそもスペインのボールを保持してパスで相手を翻弄するスタイルは動き
ながらのものだから豊富な運動量が必要になるのだが、120分の激闘明けで
疲れが残っていたのに先制されて攻勢をかけるものの屈強なブラジルのDF網に
引っかかり決定的なシーンを作れずボールを奪われてはカウンターを喰うという
更にスタミナを消耗する展開になってしまった。
しかも日本戦同様 前後半開始2分にゴールしただけでなく40分にペドロが放った
決定的なシュートをダビド・ルイスが神がかり的なクリアで防いだ4分後にネイマー
ルのゴールが決まったのがファイナルの明暗を分けた形だろう。
思えばスペインも08年にEUROを制してから10年W杯に12年のEUROとメジャー
タイトルを3連覇していたのだが、さすがに5年も経つと独特のパスサッカーにも
相手国は対策を施してくる。
実際に今シーズンのクラブレベルではヨーロッパチャンピオンズリーグでバルセ
ロナやレアルマドリードが敗れて激しいプレッシャーをかけてくるドイツ勢のファイ
ナリストになっているのが好例だろう。
つまり そろそろ下り坂になってきたスペインが疲労を抱えたままのコンディション
なのに対し、開催国のブラジルがベストコンディションで臨めばこういう結果も十分
ありえるという事だ。
とはいえコンフェデ3連覇となったブラジルだが過去2大会はコンフェデで優勝
しながらベスト8止まりなのが気になるし、スペインも本大会では今回よりも数段
いいコンディションで臨むだろうから どうなるかは来年の楽しみではある。